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ジビーフやブラウンスイス牛は小さなコミニュティのなかで生れたのです

発売中の料理王国に4頁に渡って掲載していただいてます。そのなかで、吉田牧場さんのブラウンスイス牛の話しがでていますが、もし、私がジビーフを扱っていなかったらブラウンスイス牛を扱う可能性は極めて低かったと思います。急な勾配を行き来するため筋肉質でしかも牧草が主体なため水分が多い。和牛のようにしっかりした肉質ではなので扱いが難しく、ビジネスには不向きな肉だと言えます。ジビーフやブラウンスイス牛と比べれば和牛はなんて扱いやすいのかとつくづく思うのです。だからこそしっかりとした手当てが必要なのです。

じゃーなぜ私はビジネスに不向きな肉を扱うのか、実は儲かるような何かがあるんじゃないか、なーんて思っている人がもしかしたらいるかも知れません。ハッキリ言いますが、まったく儲かりませんし、手間ばかりかかります。だから誰もやらないのだと思いますが、私もなぜやっているのか理由なんて考えたことがないですし、唯一あげるとすれば、そこに集まってくる人たちが楽しいからなんですね。もともとは吉田牧場さんへ友人たち10名ほどで遊びに行って、そのときにブラウンスイス牛をお肉にする話がでたのですが(そのあたりのことは料理王国をお読みください)私一人ではなく、吉田牧場さんにそのときいた人とその友人、その友人の友人、そのまた友人・・といったふうに1つのコミュニティができるのです。そこでする情報交換は質が高く信用できるものばかり。だから真っ当に広がっていくのだと思うのです。

一昨日は滋賀の余呉ある徳山酢さんでブラウンスイス牛を食べる会が行われました。料理人含め、食に関係する仕事をしている方ばかり。こういう方たちが支えてくれるからジビーフもブラウンスイス牛も少しだけですが日の目があたるのだと思います。そうでなければ、牛も僕も辛い(笑)

 

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