近江牛を熟成させるには大ザシより小ザシで枝重も400kgまでがベスト

熟成肉ブームも完全に落ち着き、踊らされず巻き込まれず信念をもって黙々とやってきたところが残っているように感じています。こういったブームは1992年の第1次もつ鍋ブーム、2008年ごろの第2次もつ鍋ブームにも似ていますが、大きく違うところはもつ鍋ブームは景気が低迷したときにブームになり、熟成肉はここ数年の肉ブームの影響が大きいですね。メディアが煽りわけの分からない人たちも乗っかったイメージがあります。
9/21にオープンする新店では、熟成肉が全体の2割を占めます。基本的には赤身しかやらないのですが、近江牛の熟成肉も要望がありますので少しだけ熟成させています。ただ、僕の経験からサシが多い(分かりやすく言えばA5)肉は熟成させても1切れ食べれば十分でやっぱりくどいのです。ステーキなので少なくとも200gくらいはガッツリ食べてほしいので近江牛なら小ザシ(但馬系によく見られる細かなサシ)で格付けでいうならA2かA3がベストです。しかも枝肉重量は400kgまで。
試食試食の毎日ですが、今日のお昼は近江牛の40日熟成を炭焼きで。丁寧に仕上げた和牛って本当においしいと感じたのでした。
関連記事
-
-
目利きとは、肉屋の仕事とは。
ライターさんにこんなことを質問されました。「新保さんは、生産者を限定してお肉を選んで
-
-
レストラン向けのホルスタイン30日熟成リブロースは安価でうまい
写真は某レストランでいただいたステーキです。オーストラリア産のロースですが、赤身の淡白な味に
-
-
安全性の追求と赤身肉
本日より販売を開始した国産牛熟成肉(モモ肉)のステーキだが、10時に配信
-
-
ひさしぶりに後藤さんの経産牛50日DAB仕上がっています
後藤牧場さんところの経産牛(215ヶ月齢)が種が付かなくなって屠畜したのが5月15日のこと。
-
-
国産牛熟成肉モモステーキ 販売開始早々に完売しました!
当店の販売方法(売り方)は、メルマガでのご案内やクチコミによるところがほ


















