ミンチこそ信頼できる店で!
公開日:
:
2017/07/19
コラム

フランスの話に戻りますが、みどりさんに連れて行ってもらったコルマールのお肉屋さん。ミンチ機が冷蔵ケース内に入っていたので、この店はミンチの怖さを知ってますね、と言ったらフランスでは当たり前だと言われた。ミンチにしろタルタルにしろ、何度も食中毒で事件になっているとのことで死亡者がでたこともあるとか。
うちもミンチ機の保管場所は冷蔵庫内と決めているが、挽き材もフレッシュで硬めの肉を選ぶようにしている。変色が激しいので夏場の通販には不向きだが、ミンチこそ信頼できる店での購入をオススメします。
さて、新店舗では20年ぶりに近江牛コロッケが復活します。要望は多くいただいていたのですが、作る手間と人手の問題もあり難しい状況が続いていました。要は邪魔くさかっただけですが、意を決して復活することになりました。いま味の最終調整に入っていて、自分で言うのもなんですが気にいっていただけると思います。なんといってもミンチに気を使ってますからね。
関連記事
-
-
枝肉から捌く醍醐味こそ肉屋のおもしろさ
我々の業界で言うところの「捌き」とは、枝肉から大分割して、さらに中分割したロースやウデ、バラ
-
-
脂の溶ける温度、融点が低いからサシ肉がたくさん食べられるということでもないと思うのです
先日のセリで購入した近江牛。いつもはA3狙いで枝肉を選定するのだが、サシの多い和牛で育った私
-
-
「適サシ肉」とは適度なサシの肉という意味で脱霜降りではないのです
産経新聞に私のコメントも掲載されていたので少しこの話題に触れたいと思います。 元ネタは
-
-
この道40年、肉屋一筋迷いなし
僕は精肉店という仕事を生業にしています。一般的には肉屋と言ったほうがわかりや
-
-
スライス肉こそじつは難しく経験だけではどうにもならないこともある
すき焼きやしゃぶしゃぶ用の肉はスライサーで切るんですが、機械が切るから誰が切っても同じかと言


















