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Old Baccarat と愛農ナチュラルポークを楽しむ会

公開日: : 2017/04/06 イベント

京都美商株式会社 / 井村美術館にて開催された《Old Baccarat と愛農ナチュラルポークを楽しむ会》は、私の知らない世界を垣間見たような、なんとも凄いイベントでした。

それはそれは恐ろしい値段の柿右衛門や200年前の伊万里のお皿に肉を盛り付けるのですから、もし割ろうものなら土下座では済まされない緊張感の中、盛り付け終わればジビエチックな愛農ナチュラルポークの脂身に歓声が上がったのでした。それにしてもいい経験をさせていただきました。いまでこそ滅多にありませんが、私が30代の頃は、お祭り事やオメデタイときはお客様がお皿を持ってこられて、そこに肉を盛り付けるのが田舎の風習のような時代もあり、なんとも懐かしい感じがしたのでした。

この日のお酒をご紹介させていただきますと、乾杯のお酒は賀茂金秀純米大吟醸35特Aの更に上、特上米の山田錦の35%精米です。火入れですが、開栓直後は軽くガス感があるのも特長です。
とても美しいお酒なので、乾杯のお酒にぴったりだと思います。

愛農ナチュラルポークのしゃぶしゃぶに合わせるお酒は「旦(だん)純米大吟醸 備前雄町」で、このお酒は雄町サミットで優等賞を受賞したお酒です。蔵は純米吟醸がパーカーポイントで91点を獲得したことや、旦がミシュランの星を獲得した飲食店で採用されていることなどで注目を集めています。

デザートに合わせるお酒は、「玉川 自然仕込 Time Machine Vintage」で、昨年、カンパイという映画に出演したイギリス人の杜氏、フィリップハーパーさんが江戸時代のお酒を再現したのがタイムマシンです。ビンテージはタイムマシンを熟成させたお酒です。


しゃぶしゃぶはポン酢ではなく、酢醤油派なので、この日は参加者みなさんにも味わっていただこうと、ミツカンの友人に数種類のお酢をチョイスしていただいたのでした。非売品のアニバーサリー醸造酢をはじめ、滅多にできない利き酢もさせていただき、なんとも贅沢なしゃぶしゃぶとなりました。みなさん、あまりにもおいしくて夢中になりすぎて気づいていなかったようですが、誰一人としてアク取していないのです。愛農ナチュラルポークはアクがほとんどでないので、それに慣れている方は、たまに他の豚肉を食べると驚かれるのです。

この日私が用意した肉量は一人当たり600g。足りないことを想定してかなり多い目に用意したのですが、終わってみれば何も残らず、なんとも凄まじい会でした。主催の井村さんはじめご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

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