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吉田牧場でジビーフミーツな1日に全国から巨匠たちが集まったのでした

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「これとこれは獲れた場所が違いますね」と草喰なかひがしの店主、中東さんさんが2匹の鮎を指す。確かに顔を見ると違うような気がするのだが、私にはさっぱり分からない。果たして中東さんの言ってることは本当なのか?…

京都駅でバッタリ中東さんと遭遇。おぉーっ!とお互い驚いたもののじつは行き先が一緒というなんとも滑稽な旅の始まり・・・向かう先は岡山の吉田牧場さん。在来線に乗り換えて福渡駅まで30分くらいだったか、車内で川原町泉屋の泉さんと徳山の徳山さんとバッタリ。こちらも行き先は同じです。

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吉田牧場に着くと、すでに東京組が到着していた。この日の発起人マッキー牧元さんはじめ、銀座レカンの高良シェフ、バードランドの和田さん、世界を旅する料理人、舞ちゃん、スープストックのあっちゃん、味育の宮川先生、セコムの食の猪口さんなどなど、総勢19名でジビーフBBQの始まりです。もちろん名人たちの集まりですから、泉さんは持ちこんだ鮎を焼き、徳山さんは鮒ずしを振る舞い、中東さんは山で草を摘むというなんとも贅沢な会になったのでした。

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中東さんにかかれば目の前にあるものすべてが食材に早変わりです。主の吉田さんさえ食べたことがないという(笑)

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中東さんが庭先で採ってきたポルチーニを高良シェフがちょちょいと料理するとこんな感じ。ちなみに僕がいままで食べたキノコで一番おいしかった。

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で、中東さんの鮎の採れた場所が違う発言ですが、恐ろしいことに当たっていたのでした。

さて、中身が濃すぎてなかなか先に進めないのでざくっと割愛して(笑)この日のメイン、ジビーフです。

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部位はリブロースとトンビ。

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トンビはさっと炙ってから高良シェフがカルパッチョに。吉田牧場のモッツァレラとよく合います。

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リブロースはピザ釜でじっくり火を入れていきます。ジビーフは水分が多く焼くのも難しいのですが、何度も触ってもらっている高良シェフならではの裏ワザ炸裂で信じられないくらいおいしくなってくれたのです。

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肉を焼くくらいならだれだってできますが、肉の個体を見極めておいしく焼くとなれば、経験と知識だけではなく創造力が必要なんだと、この日の高良シェフからそんなことを感じさせられました。肉の気持ちになんてなれるはずもありませんが、もしかすると高良シェフは別なんじゃないかなと、あまりのおいしさにふとそんなことを思ってしまったのでした。

なにわともあれ、すばらしい方々に囲まれながら数年前まではだれも見向きもしなかったジビーフが、こんなにも人の手を介しておいしくなってくれたことに感謝したいと思います。

 

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