*

目利きは肉そのものよりも生産者の人柄優先

image

ブラインドで味覚テストでもすれば、マグロと間違うんじゃないかと思うぐらい滑らかな赤身肉です。焼き上げた肉の芯の部分だけを取り出せば、高知で食べたカツオのタタキに似ています。てことは、やっぱり魚か(笑)

ジビーフのウチヒラとサーロインを食べ比べましたが、個人的にはサーロインが好きかな。もちろんウチヒラもおいしいのですが、食べ比べると僅差ですが好みが分かれますね。

さて、消費者が牛肉を選ぶとき、価格や銘柄、店頭であれば肉色や店員のオススメも選ぶ理由になるか知れません。

先月、ある雑誌の取材を受けまして、そのときの原稿が出来上がってきたのですが、さすがにプロですね。インタビュー形式だったのですが、メモしていたとはいえ上手くまとめてくれていました。

インタビューのなかで、「新保さんが肉を目利きする決めて、ポイントを教えてください」という質問をされたのですが、私の場合は、肉そのものというより人ですね。

人を目利きすると言うとそれこそ人聞きが悪いのですが、基本的には牛を育てている人を重要視しています。生産者を見て、肉を見るという感じです。生産者の人柄、考え方、牧場の環境も含めて購入時の要素としています。

つまりは、人ありきですね。近江牛もそうですし、ジビーフもそうですね。まぁ、ジビーフに限っては世界でたった一軒の生産者ですから、比較対照がない分、人間性で選ぶしかないのですが(笑)

 

 

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

牛のストーリーとともに価値ある牛肉を

この肉に価値を見いだせる人ってどれくらいいるのだろうか。 215ヶ月齢の経産牛、しかも

記事を読む

ジビーフ「五日市さん」格付けB2という結果に複雑な心境も肉質はいままでで最強かも。

今回お肉になってくれたのジビーフ(五日市さんという名前だそうです) 五日市さん

記事を読む

強火で一気に火を入れる揚げ焼きは外がカリッとして中はふわふわ

枝肉から骨を外して精肉にするタイミングを聞かれることがあるのですが、私の場合は「水分量」を重

記事を読む

足寄の石田めん羊牧場さんを訪ねて

足寄の石田めん羊牧場さんへお邪魔しました。羊たちは15haの広々とした土地で放牧されていまし

記事を読む

近江プレミアム牛、ますますおいしく、そして際立ってきました

月1頭出荷の近江プレミアム牛ですが、飼料の高騰などの煽りを受けて来月より仕入れ価格がぐーんと

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年12月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031