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3年前に逃げ出した母牛の子「ヤックン」がお肉になりました

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ちょうど3年前、ジビーフを初めて出荷するために西川奈緒子さんが2頭の牛をトラックに乗せたのですが、そのうちの一頭がトラックから飛び降りて山の中へ逃げて行ったのです。

奈緒子さんからの電話はこんな感じでした。

「どうしたもんだべ、一頭が逃げてしまってさー。熊に食べられなきゃいいんだけどさ」

その後、逃げた牛は見つかったのですが、なんと数ヵ月後に元気な男の赤ちゃんを生んだのです。奈緒子さんは、「あ~、この子を守りたくて必死に逃げたんだな~!」と、同じ母として胸が苦しくなったと言います。

その時の元気な男の赤ちゃんが今回出荷したジビーフ「ヤックン」なのです。

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格付けはいつもの通り最低です(笑)

しかし、今回のジビーフ、なんかいつもと違う感じなのです。

水分が多くだらしない感じがしないのです。肉質がしっかりしていて水分を飛ばす必要がなさそうです。輸送の疲れもありますので、2~3日肉質を落ち着かせてからご予約いただいているシェフの元へ繋がせていただきます。

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