ジビーフを食べる会 in イルジョット
5月8日にお肉になってくれたジビーフ(→)ですが、じつは今年初めての出荷だったのです。ならば楽しみにしていてくれた方々と食べようということで、イルジョットで食べる会を開催することになったのでした。
スケジュールの関係で、開催日は2か月後。問題はそれまでジビーフが持ってくれるのか。つまり水分の多いジビーフを通常の冷蔵庫で2か月もおいておくと腐ってしまう可能性が高いのです。
案の定というか1か月を過ぎたあたりから嫌な変色が目立ち始めました。ここまでの保管方法は肉を保護するミートラッパーなるものを巻きつけていたのですが、思い切って外したところジビーフが元気を取り戻したかのように活性し始めたのです。
さて、イルジョットの高橋シェフがこの日使った部位は、リブロース、サーロイン、ウチヒラ、スネの4部位。
まずは、リブロースを低温でしゃぶしゃぶサラダ仕立てに。
モモ肉のジャーキーはこの後、ハーブバターをのせて登場。一緒に合わせた水茄子のマリネが秀逸でした。
モモ肉のメンチカツ風、卵の衣を敷いて、トリュフ添え
ウチヒラのステーキ&ジロール茸
サーロインの炭火焼き&近江八幡市大中の西瓜添え
すね肉の冷製パスタ
ジビーフはかなり手強かったようです。それでも多彩なメニューを組んで頂き、ほんとうに感動する味わいの数々でした。
いままで出荷したジビーフをすべて扱ってこられた高橋シェフですが、今回のジビーフ“ハッサン”は、草の香りが弱く、しかし力強さを感じる肉質だったとコメントいただきました。
参加者みな一様においしいを連発し、笑顔あふれる楽しい会となりました。
関連記事
-
肉Meets in 旧原田邸(岡山倉敷)=サカエヤ&セジール大移動
数年前にきたやま南山にて三宅商店の辻さんとタルマーリーの渡邉さんと3人でコラボ会をやった。そ
-
仕事とは追求し続けること
9月11日にきたやま南山にて開催の「野生の牛を食す会」はいったいなにがどうなるのか見当もつか
-
2015年の肉Meetsはジビエでスタート
今年最後の肉Meetsはイルジョット高橋シェフとクレメンティア田淵シェフのコラボで最高に楽し
-
短角牛「草太郎」を食す会は肉好きが世界中から集まった
まずはこの写真を見ていただこう。 グラスフェッドで育てた短角牛「草太郎」の持ち主という
-
虎ノ門セジールあと4日
感慨深い夜でした。10年前、あるイベントを立ち上げたときに、大変お世話になった「モランボン」