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肉屋の社会的地位について

公開日: : 2014/11/06 メディア

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昨日の読売新聞(夕刊)に私のインタビュー記事が掲載されていました。東京からの帰りに京都駅で電車待ちをしていたときに偶然手に取って気づいた次第。ビックリしたというより「あれ?いつインタビュー受けたかな?」という感じ。通常ならインタビューの翌日か遅くとも2~3日後には掲載されるのだが、おそらくかなり前にインタビューを受けており(驚いたくらいですから)、記事が見送りになっていたものだと思われます。宮崎の口蹄疫で殺処分された牛は7万ではなく8万2千頭だし、ちょっと間違いが目立ちます。まぁ、新聞記事はこういうことがよくありますね。

さて、月初は年間購読している雑誌がいろいろと届くのですが、私の場合料理雑誌がほとんどで、シェフのレシピ紹介を参考にしながら料理を作ったり、掲載店舗に足を運んで料理を食べたりと、無趣味の私の唯一の楽しみでもあります。

どの料理雑誌もここ数年は肉に関する記事が多く、とりわけ料理人にスポットを当てたり、ワインの特集が組まれたりと内容は似通ったものが多いように感じます。

こういった雑誌のおかげで料理人の社会的地位が向上しているのは間違いないと思うのですが、まだまだ人手不足が否めないのが料理の世界です。人が確保できなくて閉店を余儀なくされたレストランも少なくありません。私はカッコいい職業だと思うのですが、労働時間も長く厳しい世界ですから若者は長続きしないのかも知れません。

今日も届いた雑誌を見ながら、常々思っていることがありまして、料理雑誌ですから料理人やワインに関する記事は当たり前なのですが、人物にスポットを当てたものが多く、たまには、肉屋の特集も組んでくれないかなと思ったりするのです。

日本における肉屋の社会的地位は昔ほどではないにしろ、まだまだ低くて、なりたい職業にはぜったい入ることはありません。でも、私は料理人同様、肉屋の仕事もカッコいいと思っています。包丁1本で大きな肉の塊から骨を外してすき焼きやステーキに切り分けていく姿なんて鳥肌立ちますよ。

フランスでは、肉屋の社会的地位はかなり高いと聞きます。たしかに街のいたるところでBoucherie(ブシュリー:肉屋)を見かけます。日本にいるときはスーパーで肉を買っていた人がフランスに住んでからは肉屋で肉を買うようになったという話をよく聞きます。それほどフランスでは肉屋が身近であり、なくてはならない職業の1つなのでしょうね。

料理人にとって肉は需要な役割を担います。魚や野菜も同じですが、ぜひそういったところにも目を向けていただければと… 料理雑誌のみなさん、お願いしますよ。

 

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