アル・ケッチャーノで奥田シェフを堪能
公開日:
:
2014/07/01
グルメ

いわずと知れた奥田シェフのアル・ケッチャーノですがいろんな方からお誘いは受けていたのですが、なかなか日程が合わずに今回初めて行くことができました。
一緒に行くメンバーはみなさん奥田シェフと交流のある方ばかりなので期待は高まりますが、私としては多店舗展開するシェフの料理(正確には店)にうまいものなし、が正直なところ。店舗展開すればするほど現場との距離が広がるように思うのです。
伊丹から直行便がないということで、羽田で乗り継いで庄内へ。庄内空港からは、グロッシーの北村さんと日本味育協会の宮川さん、オークリーフ牧場の柏葉さんと同行です。仲良し4人組なので気を使うこともなく完全旅行気分です。
現地で、島根県邑南町の石橋町長、観光協会の香川さん、地元鶴岡からは食文化企画室の阿部さん、シェフの方(すいません、名前忘れました)、アル・ケッチャーノへ野菜を卸している井上農場の井上さんと豪華なテーブルになりました。

わらさの一切れカルパッチョからスタートです。奥田シェフの代名詞だそうで何も知らない私に隣の宮川さんが説明してくれます。解説付きで料理がいただけるなんてかなり幸せです。


料理中盤から奥田シェフ登場で、新作の「葱のブーケガルニ」を自ら切り分けてくれます。料理は全部で18品とかなりヘビーでした。なので私が興味ある肉のみご紹介します。その前に柏葉さんが持ってきた卵でささっとカルツォーネを作ってくれました。これがおいしかった!


羽黒の山伏豚とスイカですが、ポイントは塩加減。豚単体で食べるとかなり強めに塩を感じるのですが、スイカで合わせることによって豚の旨味とスイカの甘味が絶妙でした。。あと火加減もよかった。豚は筋があって硬い部分もあったのですが嫌な硬さではなく、硬いものは無理やり柔らかくせずに硬さを楽しむという私の考え方に非常にマッチしていました。

武藤さんの羊には勝てないものの(笑)、羽黒の丸山さんが育てた羊のモモ、おいしかったです。添えられた糸かぼちゃ(初めて食べました)が抜群の相性でした。

庄内牛の熟成肉はホルスタインの乳臭さがなくてこちらもおいしかったです。熟成肉は自分でやらずに業者にお願いしているそうです。このあたりさすがです。
奥田シェフが顔を見せた途端に店内が華やかになりましたが、それだけ影響力が大きいということです。もし奥田シェフがいないアル・ケッチャーノだったら、これほどの満足感はおそらくなかっただろうと思われます。これはアル・ケッチャーノだからということではなく、メインシェフの存在は料理にも味にも大きな影響を及ぼすのではないでしょうか。あなたの料理が食べたいのですから。そのために日程を調整して遠くから来ているのですから。これが客の本音です。忙しいオーナーシェフや多店舗展開しているシェフは時々店を留守にしますが、そんなときに行った客はかなりの確率でガッカリすると思うのです。諸々な事情があるでしょうが、予約の客はかなり期待して店に行きますからね。

翌日は、奥田シェフのすすめもあって、自身がプロデュースしている焼肉店「やくけっちゃーの」へ行ってきました。こちらの店は驚くことばかりでした。
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