*

シェフズテーブルでいただく切りたての生ハムの数々

公開日: : 2017/03/06 グルメ, 店・料理人

ここだけ切り取ると肉屋のバックヤードみたいですが、れっきとしたレストランなんです。座席数は6席で、料理からサーブまでのすべてをシェフが切り盛りします。客席からキッチンまで1.5mくらい、お客は横並びに座り、まるで舞台を見ているようです。そして私が気になるのは、やはり手動の生ハムスライサーです。

シャッシャッと目の前で生ハムがスライスさせていく音が店内に心地よく流れていき、その間は客の会話もなく、見ているだけでわくわくするのです。それでいてシェフの情熱をビンビン感じるのです。口数が少ないシェフの料理は、まるで生ハムが代弁しているかのように感じるものがたくさんありました。

生ハムがおいしいのは当然として、パンが絶品でした。黒トリュフをのせた焼きたてのライ麦パンであったり、発酵バターと平焼きパンであったり、生ハムとの相性も抜群でした。一人ですべてをこなさなければいけないので当然ながらリスクもあるでしょうし大変だとは思いますが、好きなことをできる楽しさをシェフから感じることができ、なんともいえない空気感に包まれながらいただく食事は最高においしくて楽しい時間でした。

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

サブール・ド・ラ・メールでランチ交流会

当初は5~6人で伺う予定だったサブール・ド・ラ・メールのランチ会。あれよあれよと参加

記事を読む

ビーフシチューに脂ののった牛バラ肉

たまにだがビーフシチューが無性に食べたくなる。 自分で作るには少々手間なので、どうして

記事を読む

正々堂々としたタルタルを堪能する

きっかけはなんだったのか、、いくら考えても思い出せない。僕からアプローチすることはないので、

記事を読む

技術を覚えるのは経験ではなくセンス

同業者の指導を頼まれて行っては見たものの、枝肉から骨を外したり、肉をカットしたり、いわゆる肉

記事を読む

絶滅寸前のアルモリカン牛がパリ16区で公平が精肉にして伊藤シェフが料理するというスペシャルな食事会が開催されることになった

ブルターニュのTrè margat/トレマルガットに人口200人という小さな村にボラン農場は

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年6月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930