キーワードは安心
公開日:
:
2014/04/01
雑記
「肉Meets in サルティンボッカ」が3日後に迫りました。本日、完全放牧野生牛に合わせていただいたワインが届きました。右は乾杯用の泡ですが左は私が個人用にお願いしているぶどうジュースです。微発泡でとてもおいしいんです。
当日のワインはシェフと私が考えに考え抜いたのですが、それをうまく説明できるかと言えば、正直できない。料理だけではなく、せっかくならワインの背景も語りたいわけです。食材は1つ1つに物語があり、関わったそれぞれが語り部となり参加者に伝えなければ肉Meetsではありません。つまり「付加価値」をつけたいわけです。
ということで、木村シェフが組み立てたコース料理を元に、エーテンヴァインさんにワインの相談をしたのでした。そして、当日はエーテンヴァインの佐々木さんがワインの解説をしてくれることに。これは心強い。私が説明すれば、ワインから発酵という付加価値をなくしたただのブドウの説明になってしまうところだった。
牛肉は私が北海道様似で生体を確認し、この手でドライエージングし、さらにブロックの状態まで整形した。料理は木村シェフと松井シェフが担当し、ワインはエーテルヴァインの佐々木さん。さらに、牛肉もワインも自然派なので、〆は紅茶伝道師の京都セレクトショップ中野光崇さんに春摘みの爽やかな自然派紅茶を淹れていただくことになった。なんかすごくないですか。その道のプロフェツショナル達が結集すればいったいなにが起こるのか!すごく楽しみです。
さて、4月がはじまりました。桜も咲き消費税も8%になり世間はざわざわしています。昨日は国道がやけに混んでいて事故かなと思ったのですが、増税前にガソリンを入れるための行列だったのです。スーパーに行けばテッシュペーパーが売切れていたり、、、たった3%ですよ。大きな買い物ならいざ知らず、日用品を並んでまで買いだめする心理が私には理解できません。
実店舗では、29日、30日と例年通りの売り出しのため忙しかったのですが、ネット販売はいつもと変わらずでした。消費期限の短い食品を駆け込みで買いだめしても仕方ないですものね。
ところで、増税後の景気が心配ですが、不景気で店舗の売り上げが落ちても、ネット販売は上向くのではないかと言われています。ここ数日はヤマト運輸の方針転換に右往左往してますがそのうち落ち着くでしょうし、それよりも、良心的な店がこれから良い方向へ向かっていくように感じてます。
奇抜なアイデア商法で売ったり、送料無料を謳ってそのじつは商品に組み込まれていたり、タレントを使ったステルマであったりと、こういった店は淘汰されていくでしょうね。
また、ネット販売は「価格」ばかりが強調されるむきもありますが、じつは、ネット販売を利用している消費者は、低価格だけを求めているわけではないという調査結果があります。
実際に私も型番商品を購入する時、大きな買い物であれば価格を比較しますが一番安いところで買うことはありません。それよりも馴染みの店があれば少々高くても買いますし、馴染みの店がなければじっくりサイトを見てから安心できる店で買います。会社案内を見たり、社長の人となりをブログで見たり、とにかく信頼できる店かどうかを判断するわけです。いくら安くても会社案内もないようなサイトからは買いません。
消費者は、ネット販売に金銭的利得だけではなく、安心感を求めているのです。だからこそ、価格よりも信頼できるサイトからモノを買うという動きがこれからは特に顕著にみられると思います。とまぁ、勝手なこと言ってますが、これからは特に不確実性の高い不安な社会が続くだろうし、そうなれば益々安心できる商品を消費者は探すと思うのです。安心できる商品やサービスは価格をはるかに上回るのではないでしょうか。
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