*

イルジョット高橋シェフの天才ぶりには参った

公開日: : 2013/12/20 グルメ

IMG_0726

写真は嫌われもののソトヒラです(笑)、、、モモ肉はウチヒラ、ソトヒラ、シンタマ、ランイチの4部位に分かれるのですが引き取り手に困るのがソトヒラなんです。分厚くカットしてステーキにする場合、どうしても肉質が硬いソトヒラは嫌がられるのです。

しかし、イルジョットの高橋シェフに限っては好んで使ってくれるからありがたい。高橋シェフの気性はチャレンジャーなので、他のシェフが使いたがらない部位を積極的に使いまくるというオトコマエなのだ。実物もかなりのイケメンなのだ。1日だけでもこの顔に代わってほしい。

IMG_0113

IMG_0732

まずは40日間、当店の熟成庫でドライエージングしてからイルジョットに送るのだ。そこからさらに高橋シェフが熟成をかける。写真はソトヒラの“まくら”の部分だが高橋シェフお得意の炭火で焼くとこうなる。

IMG_0735

霜降り肉のような柔らかさはないが、ガシガシとした食感がたまらなくうまいのだ。微かに肉汁もあり噛んでも噛んでも飽きないのだ。一方、霜降り肉はどちらかといえば味が単調ですぐに飽きてしまう。

IMG_0746

こちらは、鹿児島県産の経産牛をドライエージングしたリブロースだ。ソトヒラよりは柔らかいのだが経産牛特有の硬さは残しつつ、エージング効果で食感がよくなっている。もちろん高橋シェフの肉焼きによるところが大きいのは言うまでもない。

肉を焼くという行為は、一見むつかしそうだが実は簡単。しかしハマればハマるほどむつかしい沼に入ってしまう。そこがおもしろいところなのだが、高橋シェフの肉焼きにはいつも驚かされる。私は仕事柄、たくさんのシェフが焼いた肉を食べてきたが高橋シェフの肉焼きは感動すら覚える。肉を焼くだけで感動させるってすごいと思いませんか。

ただ、イルジョットのメニューにはドライエージングビーフも熟成肉も載っていないので興味のある方は、直接お店でオーダー時にお聞きください。

IMG_0758

最後に1枚、バラ山を煮込んでもらった超絶な一品です。これもおいしかったー!もちろんメニュー外です。

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

期待以上の火入れで余韻が果てしなく続いています

最近の出張はデジイチ重いのでiphoneでの撮影が多くなってきた。[/caption] 仲良

記事を読む

草食なかひがし

最近はほんとにカメラを持ち歩かなくなってしまった。 画質は落ちるがiphoneで事足りるこ

記事を読む

祥瑞のステークフリットは外はカリッと中はサクサク

六本木の祥瑞で食べるステークフリットはどうしてあんなにうまいんだろう。メインの前にまずは泡で

記事を読む

くずし割烹のメインは黒毛和牛のサーロイン

もう何年前になるだろう・・・ 10年、20年・・ たぶんそれぐらいかな。

記事を読む

Restaurant愛と胃袋の母の日は激愛メニューです

  昨日に引き続き、木下牧場@近江長寿牛のドライエージングビーフの骨抜きを朝からやってまして、

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年6月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930