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食べることも私たちの仕事なのです

公開日: : 2013/05/08 雑記

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ラーメン屋さんでラーメンの中に入っているチャーシューの産地はどこ?
から揚げに使用している鶏肉は?
餃子のミンチはどこの豚?

って気にしながら食べる人はまずいないと思う。
そんなこといちいち気にしていたらおいしく食べられないじゃないか。

ごもっともです。おっしゃるとおりです。
私もよほどでない限り気にしないで食べています。

提供価格から想像してどんな豚が使われているのかはだいたい想像できるのですが、近頃では、牛肉以上の値段をつけた豚肉も存在します。豚肉を食べる機会がいままであまりにも少なかったこともあり、ここ最近では味の確認も兼ねて積極的に食べ比べしたりしています。

スーパーや百貨店でおいしそうな豚肉があれば購入して食べ比べます。牛肉は食べなくてもだいたい味がわかるので他所で買うことはありませんが、豚肉を受け付ける受け付けないのポイントは「におい」だと思うのです。スーパーのパック売りの豚肉を買うとにおいがキツイものがあったり、逆に意外とおいしいものがあったりと、豚肉の良し悪しって肉質よりも「におい」だと思うのです。いわゆる「獣臭」です。もちろん肉質も重要なのでパサパサな豚肉は論外です。

とにかく頻繁に食べないとおいしいと信じて販売しているのに、いつの間にか味が変わっていた。なんてこともあり得るのです。いまのところ当店の仕入れ先ではそういったことはありませんが、同業他社さんで急に味が変わったので調べてみると飼料が高騰しているので安い飼料に変えていたということをよく聞きます。

だから食べることに手を抜けないのです。写真は愛農ナチュラルポークと以前より店舗で販売している薩摩豚です。薩摩豚はものすごく評判がよくて、わざわざ県外からまとめ買いに来られるほどなのです。

しかし、食べ比べると、愛農ナチュラルポークのおいしさが際立つのです。お客様からまったく獣臭がないと評価の高い薩摩豚ですが、食べ比べてみて分かることも多くあります。

単純なことですが、食べることも私たちの仕事なのです。

 

 

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