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「安売り商品」と「お値打ち商品」

公開日: : 2012/05/11 雑記

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当店の実店舗はJR南草津駅から立命館大学に向かう道路沿いにある。

「かがやき通り」と呼ばれ、コンビニや飲食店、美容室などが乱立する激戦区だ。

ターゲットは学生で、学生向けのプランや企画が目立つ。

県内外の企業も店を出すなら南草津とばかりに物件を探している。

しかし、コンビニもレストランも居酒屋もカフェも焼肉屋も長続きしないのだ。

流行らない原因は1つや2つではないだろうが、デモグラフック(人口統計)で
草津市の年齢別男女別人口をみると、学生はそれほど多くなく、30代、40代が一番多い。
どちらかといえば学生は少ないほうなのだ。

学生をターゲットにしすぎると、安易に価格を下げて安売りしてしまいがちだ。

ネット通販でも同じで、売るために安売りをして、正常な価格に戻すと
売れなくなるんじゃないかという怖さを感じることがある。

モールに出店している店舗ならお分かりいただけるだろう。

そのうちどうなるかと言うと、安売りしても売れなくなる。

これはお客さんが価格に麻痺しているのではなく、もともとその商品に
魅力がないだけなのだ。

つまり、「安売り商品」と「お値打ち商品」は違うということだ。

お値打ち商品とは、価格が安いのではなく、この値段でこの品質はお得であり
あきらかに価格以上のお得を感じられる商品のことをいうのだ。

だから、安売りしても値下げをしても、1回は売れても2回は売れない。
価格に価値を伴わない商品は、半額でも売れないということだ。

当店では、いきなり高価なお肉を買っていただくことを望んでいません。

まずは、お試し近江牛で品質と価格のバランスをご確認ください。

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