熟成肉ブレイク寸前
公開日:
:
2012/04/06
近江牛
和牛の象徴といえば「サシ」、いわゆる霜降り肉だが
最近、私の周りから聞こえてくるのは、サシのある肉はもういいや・・・
といった霜降り肉sayounaraの声だ。
かくいう私も霜降り肉は2枚が限界で、無理して5~6枚も食べれば
しばらくは動けない状態で、食べたことを後悔してしまうこともしばしばある。
もちろん、すべての霜降り肉が「くどい」というわけではない。
なかには、驚くほどあっさりとした食感の霜降り肉もある。
(確率的には少ないが)
とはいっても、生産者の求める牛肉と消費者の求める牛肉には
少しずつではあるが、溝ができてきていると思っているのは私だけではないはずだ。
昨年あたりから、「赤身肉」と「熟成肉」がキーワードになりつつあったのだが
今年に入り、どうやら「熟成肉」がブレークしそうな気配がしている。
街中でも、「ドライエージング」「熟成肉」の看板を掲げた焼肉店を見かける機会が
多くなってきた。
しかし、安易にブームにのっかってしまうと非常に危険だ。
熟成肉は、一歩間違えると「腐敗肉」になりかねないので
きっちりとした設備でやらなければいけない。
そのあたりは、また詳しく書いてみたいと思うのだが、
いまから散髪に行くので時間切れだ(笑)
続きは明日書きます。
その前に、さみしかった熟成肉のページに想いを入れてみたので
ぜひ、ご覧いただきたい。
こんな感じになりました。
関連記事
-
-
2011年10月09日のつぶやき
omigyucom / 近江牛.com|新保 吉伸一頭まるごと仕込みの近江牛カレー | http:/
-
-
目利きは肉そのものよりも生産者の人柄優先
ブラインドで味覚テストでもすれば、マグロと間違うんじゃないかと思うぐらい滑らかな赤身肉です。
-
-
ワイナリー和泉屋×サンパ×サカエヤのコラボは激しくシェフの肉攻に全員ノックアウトくらったのでした
ワイナリー和泉屋×サンパ×サカエヤ まずは、メニューから。 ・アミューズ オ
-
-
おいしくするための枝枯らし
最近「枝枯らし」という言葉をよく耳にします。枝肉を仕入れて捌き(脱骨)をしている食肉関係者に
-
-
また食べたいね、といっていただける牛肉
昨日は、近江牛のセリでした。 通常のセリではなく、共進会といって枝肉の品評会で わか