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東海大学で生まれ育った阿蘇のあか牛が入荷してきました

公開日: : 2017/08/13 あか牛

熊本県南阿蘇村の東海大学農学部農学教育実習センターでこの子が生れたのが2015年4月30日。熊本地震が2016年4月14日だから生れて1年後に地震が起こったということになる。生徒たちは避難し、残った先生方が懸命に育ててくれた証。力強く生きぬいてくれた証。ありがたく5日前の8月8日にお肉になってくれました。

いつだったか、大阪の問屋が肉を売り込みに来た。口蹄疫直後で牛が不足しておまけに肉が売れない時だったので、全国各地から営業が毎日のようにやってきた。ボックスミート(箱に入った真空パックされた部分肉)をトラックに積んで、ちょうど暑い時期だったので今頃だったかも知れない。口八丁手八丁でしゃべりまくる営業マンだったが、「会ったこともない生産者の肉を買う理由がない」と断った。どんな方が、なにを食べさせて、どうやって育てているのか知らずして肉を手当てすることはできないし、なんか気持ち悪い。

だから時間があれば産地へ行き牛を見る。僕は予告なしに突然行くことが多い。そのほうが素のままを見ることができる。ただ相手にとっては良い迷惑だし、僕が同じことをされたらものすごく嫌だ。じゃー連絡してから行けよという話だが、まぁ、それはそれ。自己中ですから(笑)

今日のお昼過ぎ枝肉で届いたばかりなので、10日程度水分調整しながら様子を見て販売したいと思いますが、週末に福岡のル・ルビーで肉とワインのイベントがあるため、ちょっと早いですがウチヒラをみなさんで味わいたいと思います。

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