*

食の楽しみ方はまずは健康であること

公開日: : 2017/06/13 コラム

国産の羊肉は絶対量が少なすぎてなかなか回ってこないのですが、今回は武藤さん(茶路めん羊牧場)ところからサフォークの雌が届きました。同じ羊でも石田さんところとは味わいがまったく違います。品種が違うので当然と言えば当然なのですが、それぞれに個性があり、牛と同じく生産者の人間味がそのまま味わいになっているように感じるのです。

入荷してくるすべての肉がそうではありませんが、牛肉や豚肉に関しては顔なじみの生産者のものを選ぶようにしています。羊に関しては、専門店ではないので足寄の石田さんと白糠の武藤さんに私が好きそうなものがあれば送っていただくようにお願いしています。なので1年に2~3頭といったところです。かなり選んでいただいているので抜群の羊が届きます。届いた羊はその時々に顔が浮かんだシェフにご案内しています。

さて、仕事柄と言えば聞こえがいいのですが、食べることが好きなこともあり月の半分は外食です。毎回同じメンバーとうわけではないのですが、だれが来るのか知らずに行って数日前にご一緒した方と同じ席だったということも少なくありません。それだけ好みが似通っている方同士が繋がっているのだと思いますが、この歳になって気を使いながら食事をするのも嫌なものですから、お誘いしたりされたりする仲間は慎重に選んでしまいます。

月1回で滋賀の経営者仲間が集まる食事会がありまして、こちらは毎回同じメンバーですが、大事なのは健康で参加するということです。健康というのはなにも体だけのことではなくビジネスも健全じゃなければ参加できないということです。健全なビジネスをやっている方達は日々忙しくされてますから、月1の食事会はすごく楽しみなのです。たった3~4時間のことですが食事と会話に経営者ならではの集中力を発揮しますから、アホな話をしていても得るものがあったりヒントをもらえたり、好みが合う方達との食事は益々増えていきそうです。そのためには私自身も健康でいられないと参加できませんからね。

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

欧州牛は現地で食べるのと日本で食べるのとでは味が違う

フランスの話しに戻りますが、子供のころから和牛で育った私には、どうしても欧州の牛肉は物足りな

記事を読む

技術を教えるよりも礼儀作法と掃除が数年後に大きく成長する基礎となる

たまにですがこんな僕にも取材があったりします。あるライターさんは僕の言葉は文章にしにくいので

記事を読む

脂の溶ける温度、融点が低いからサシ肉がたくさん食べられるということでもないと思うのです

先日のセリで購入した近江牛。いつもはA3狙いで枝肉を選定するのだが、サシの多い和牛で育った私

記事を読む

育てる

サカエヤの採用は23歳まで。最低でも3年は働くことを条件にしています。とは言っても最初の勢いはどこへ

記事を読む

健康な育て方=おいしい牛肉だとは限らない

精肉の仕事をしてもうすぐ40年になります。不器用ながらも一つのことをやり続ければなんとかなる

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年3月
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031