*

ジビーフ『ヤックン(No 8189)』は3年前の出荷時に逃げ出したお母さん牛の子供だった

公開日: : 2016/02/19 ジビーフ(完全放牧野生牛)

12592687_1745872592308724_1854319973862255956_n

12592237_1745872682308715_6422023239700383755_n

11665455_1754930854736231_7616285173872805702_n

牛は群れで行動するので出荷のときは全員移動で大変なのです。

12743798_1754930824736234_640533241948354094_n

2月17日にジビーフ『ヤックン(No 8189)』が出荷され、翌日の18日にお肉になりました。枝肉のまましばらく現地で保管してもらってから3月3日当店に到着予定です。

事前に生産者の西川奈緒子さんから同じ生年月日のババくん(No 8188)とどちらを先に出荷しようかと相談を受けたのですが、さすがに日々の状況が分からないのでお任せするしかなく、後半伸びてくれたヤックンを先に出荷することに。西川さん曰く、ちょっとやんちゃなババくんに対して、人懐っこくおっとりなヤックン、どちらかと言うとヤックンの方をもう少しそばに置いておきたいところでしたが…
とのことでした。

さて、このヤックンには思い出深い話がありまして、3年前に出荷する時に2頭のジビーフをトラックに乗せたのですが、そのうちの一頭がトラックから飛び降りて山の中へ逃げてしまったのです。西川さんは2頭を出荷するつもりだったのですが、私としては赤身で水分が多く、売るのに難儀な牛を一度に2頭も出荷されたら、たまったもんじゃありません。よくぞ逃げてくれたと感謝すらしたものです。

やむを得ず一頭のみの出荷となってしまったのですが、その逃げたジビーフがなんと数ヵ月後元気な男の赤ちゃんを生んだのです。おそらく、この子を守りたくて必死に逃げたんでしょうね。母の執念ですね。

その時の元気な男の赤ちゃんが今回お肉になってくれたヤックンなのです。今回も少しだけ一般販売を予定しております。お楽しみにー!

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ジビーフのネック40日目

良い牛を作るには、生産者がどれだけ「手をかけるか」だと思うのです。おいしい肉に仕上がるのも、

記事を読む

今年2回目の訪問となるジビーフの里は晴天にも恵まれ汗ばむ陽気に時間を忘れてのんびりさせてもらったのでした

土肌が見えているところはジビーフたちが歩いてつけた、いわばジビーフ道です。200haの放牧地

記事を読む

目利きは肉そのものよりも生産者の人柄優先

ブラインドで味覚テストでもすれば、マグロと間違うんじゃないかと思うぐらい滑らかな赤身肉です。

記事を読む

Gibieef :ジビーフ(完全放牧野生牛) 焼肉用と切り落とし、少しだけ販売開始

北海道様似の西川奈緒子さんより雪解けの便りが届きました。こんな光景見たことないですね

記事を読む

ジビーフ一般販売前に改めてジビーフとはどのような経由の肉なのかを知っていただきたい

幼いころから和牛一筋で育ってきた僕は、日々の生活でも当たり前のように朝から肉を食べ、昼は昨夜

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年8月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31