肉Meets in 鹿児島はすばらしい「気」に溢れた料理に感動しました
鹿児島トラットリア シンで開催した肉Meetsは、シェフの要望で少数でやりたいとのこともあり、友人知人の経営者仲間に声をかけ、開始時間までココレカの会社見学、そして19時からスタートとなりました。
数か月前にトラットリア シンを訪ねて食事をしたときは、正直言ってどうしたものかと頭を抱えたのだが、この日は扉を開けた瞬間に「気」を感じた。なによりも榎田シェフの顔つきが数か月前と比べてまったくの別人だった。肉Meets開催に向けてある程度の要望と修正点をお願いしたのだが、こうも変わるものだろうか?… 榎田シェフに何が起こったのか、ただただ驚きと完成度の高い料理に驚くばかりでした。
「熟成牛サーロインのビステッカ、熟成牛脂で焼き上げる紅玉のタタンとゴルゴンローザと胡桃を付け合せに」というメニュー(長っ)
デザート入れて全部で9品、すべてが満足いくものでした。牛肉はせっかくなので鹿児島県産のものを用意させていただきました。もちろんドライエージング。
コース全体の流れから肉のサイズ感、火入れ、言うことなしのバッチリでした。榎田シェフ、かなり枚数やいてこの日に備えてきたのがよくわかります。
熟成肉のコンソメを茶漬けに見立て秋刀魚のワタ焼きリゾットと合わせているのだが、食材を余すところなく使っていただいてほんとうに感謝したいです。もちろんメインの後にさらさらと流し込める組み立てもすばらしいものでした。
料理はいくら食材がよくても、料理人の腕がよくても、場の空気感であったり、同席者であったり、様々な要素がプラスで満点にならないと満足することがありません。だから肉Meetsはオープン参加ではなく、参加者を選ばせていただいています。友人知人、その紹介者、当店のお客様に限らせていただいているのはこういったことからなのです。
参加者からは、こういうことでもない限り鹿児島は来ないよなー、という声が多く年に1回程度で開催できればいいなぁと… まぁ、そんなことで大盛況、大満足の肉Meets in 鹿児島でした。ご参加いただきましたみなさま、ご協力いただきましたココレカの皆様、ありがとうございました。
関連記事
-
-
在京都フランス総領事館特別ディナー
在京都フランス総領事館にて、特別ディナーに出席してきました。ブロソー総領事のゲストとこの日の料理を担
-
-
吟撰但馬系「プレミア近江牛」お披露目会
10年後の畜産業界を担うイベント 私は今回の吟撰但馬系「プレミア近江牛」お披露目会は、
-
-
「肉を焼く」って何?(奥深き肉焼き)
僕が2歳のときに出版された「牛肉の本」(←タイトル)にこんなことが書かれています。「肉の価値
-
-
牛肉サミット2012 10万人の来場者で熱く暑く盛り上がった!
会場をぶらぶら歩いていた井岡弘樹さんと(^^) 牛肉サミット2012が終わった。 私の夏
-
-
愛農ナチュラルポークin成蔵でまたまた感動した
愛農ナチュラルポークは表面をカリッと揚げるより低温でじわじわと揚げるほうがおいしい。