エッサンシエル大東シェフの肉焼き
公開日:
:
2014/07/24
グルメ

うちの会社は広告費なるものはゼロ円で、いわゆる宣伝は一切していない。売り上げ構成比は業務用卸・小売り・ネット販売の3つだ。人が成長して各部署(そんな大袈裟なものではないが)には担当者がいる。ただし、業務用卸に関しては私しか分かるものがいない。マスマーケティングをやっているわけではないので今後も担当者は私一人で十分だと考えている。
私は肉に関しては饒舌なほうだと思うのだが、普段はあまりしゃべらない。人は好きだが大勢は苦手で食肉関連の会合にも出席したことがない。地元の同業者との付き合いも一切なく、そこに必要性を感じていない。こんなふうに書くとかなり変わり者だと思われそうだがそんなことはない….. と自分では思っている。
「営業」もやらないので取引先(こういう呼び方は本来は好きじゃない)は、友人知人の紹介かシェフ繋がりのみ。ホームページや雑誌の掲載を見ての取り引きもあるにはあるが、全体の1割に満たない。問合わせをいただいてもお断りしているほうが多い。私にとっての取引先は友達作りのようなもので、気が合わないと長く付き合えない。そして尊敬できるシェフでないと心が入らないのです。
昨夜は、大阪北浜のエッサンシエルさんでディナーでした。大東シェフとのご縁も友人の紹介でした。カウンター越しに大東シェフの仕事ぶりを見ていたのですが、これほど丁寧に肉を扱ってくれているのかと感動しました。「感動」という2文字は軽々しく使うものではないと思っているのですが、大袈裟ではなく涙がでるほど感動しました。
時間をかけて丁寧に丁寧に火を入れ、肉の個体差を見極めながらああでもないこうでもないとやるわけです。見ていてそれがよくわかります。そして最高においしい状態で出してくれるのです。

私が食べ終わるまで冷房をOFFにしてくれていたのですが、こういった気配りはプロというより、おいしく食べていただきたいというシェフの姿勢そのものだと思います。
大東シェフの料理はお店に行けば食べられるのですが、私的には肉Meetsで新しい肉にチャレンジしていただきたい、そして参加者の感動する姿を見てみたい。ということで近日中にエッサンシエルさんで肉Meets開催いたします。
関連記事
-
-
赤身2種類、霜降り1種類を見事に料理していただきました
親しくさせていただいている日本料理のお店に無理を言って肉を持ち込ませていただいた。ここのご主
-
-
京の名店、松鮨の寿司は古く中にも意外性の連発だった。
京都で寿司屋といえば、松鮨の名前が必ずあがる。 もちろん寿司好きの間での話だが、一度は
-
-
アル・ケッチャーノで奥田シェフを堪能
いわずと知れた奥田シェフのアル・ケッチャーノですがいろんな方からお誘いは受けていたのですが、
-
-
ビステッカ・アルティジャーノがついにオープン金沢から世界へ向けて
倫敦屋の戸田マスターが1年半かけて作りあげた「ビステッカ・アルティジャーノ」が2月12日オー
-
-
イルジョット高橋シェフの天才ぶりには参った
写真は嫌われもののソトヒラです(笑)、、、モモ肉はウチヒラ、ソトヒラ、シンタマ、ランイチの4


















