ジビーフの里は出産ラッシュ!
公開日:
:
2014/06/04
ジビーフ(完全放牧野生牛)
今年は3/31を皮切りに、4月に3頭の仔牛が生まれ、いずれも女の子。うれしー、とばかりは言ってられないのですが、頭数を増やさなければいけない駒谷牧場にとっては、メスは繁殖牛になってもらえるので好都合、、、しかし喜んでばかりはいられないのです。メスばかりでは、肉用として出荷する牛がいないのですから経営的には厳しくなるというわけです。
そして再び5/31、6/2とまたもや女の子が続き、6/3にやっと待望の男の子が誕生~!まるで戦国時代や江戸時代の世継ぎのようです。
お母さん牛が、放牧場の草や野草の新芽をバクバク食べて、お腹の中で育った仔牛は、本当に元気が良く、朝生まれても夕方には親と一緒に走り回っているのです。そんな様子を西川奈緒子さんから聞くたびに早く様似へ行ってジビーフに会いたくなります。
昨日の報告では、朝に仔牛を産んだのを確認しただけで、生まれた仔牛に耳標(トレサビリティー)を着けるのを後回しにしてバラセン(有刺鉄線)直しを先にしてから、夕方行ってみると、仔牛は走り回って逃げまわりつかませてくれないらしいです。想像するだけで楽しそうですが、実際は大変なんでしょうね。その後、山中走って追いかけ、なんとか仔牛を捕え、仔牛を守ろうと向かってくるお母さん牛を威嚇しながら、どうにか耳標を付けたそうです。なんかすごいですね。サバイバル感満載です。
そしてさきほど西川奈緒子さんから「また産まれたよ!」と連絡がありました。生まれたてですと冒頭の写真が送られてきたのです。お母さん牛の陰部からは後産が垂れ下がり、仔牛にはへその緒が付いています。仔牛の足取りはまだおぼつかず、ヨタヨタしながらお母さん牛に付いて歩きます。今日も西川奈緒子さんは耳標を付けに1日追われそうですね。
ジビーフは、焼肉用と切り落としのみご購入可能です(→)
関連記事
-
ジビーフになにが起こっているのか、肉質に異変が?!
ジビーフの肉質がここにきて一段と良くなりました。というのも見た目から雰囲気が違ってい
-
目利きは肉そのものよりも生産者の人柄優先
ブラインドで味覚テストでもすれば、マグロと間違うんじゃないかと思うぐらい滑らかな赤身肉です。
-
改めて思うジビーフの環境と自然のままに
草むらの中に黒い物体。熊かも知れない。マリヨンヌ小久保シェフが恐る恐る近寄ると、、、昨日産ん
-
完全放牧野生牛がやってきた
知人から北海道の「野生の牛」をドライエイジングできないかと相談があった。野生の牛・・・私の頭は???
-
ジビーフのベテラン母さんでも離乳てこずる
これ、何をしているか分かりますか? 写真が暗くて分かりにくいですがおっぱいを飲んでいるんです。