近江プレミアム牛入荷しました
公開日:
:
2014/02/14
近江プレミアム牛

完全放牧野生牛の販売に向けて3月に北海道様似町へ行く予定をしているのだが、雪のため山に入れないかも知れないらしい。入れなかったらそれはそれで、、、とりあえずは予定通り行こうと思う。写真は雪の中の完全放牧野生牛たち。なんか寒そう。
牛は本来、草食動物なのですが、霜降り肉にするために品種改良をし穀物を食べさせるようになりました。牛には胃が4つあり飲み込んだ草を噛んでから胃に戻すという反芻を行っています。簡単にいうと1番目の胃から3番目の胃は一度食べた草を反芻する為の機能で人間の胃と同じ役割をするのは4番目の胃だけです。
だから、牛は草だけでも生きられるのです。むかしむかしの我々の祖先は雑草だけを食べて育った牛の肉でパワーをもらっていたのです。雑草オンリーなのでもちろん赤身です。牛舎で繋がれて飼われていたわけではないので筋肉質だったかも知れませんね。となると赤身で硬い肉をイメージするのですが、ここ最近はそういった肉を好まれる方が増えてきたように思います。
まさしく完全放牧野生牛がそうなのですが、近江プレミアム牛もそれに近い飼い方をしています。国産飼料100%で自家産の粗飼料を80%以上与えています。当然サシは望めず格付け的にはA2がよいところ。
2月5日に屠畜した近江プレミアム牛はこんな感じです。iphoneで慌てて撮ったのでボケボケですがしばらく枝肉で吊るしておくといい感じになりそうです。

半頭はきたやま南山さんへ、、、残り半頭は近江牛.comで販売予定です。料理人のみなさん、ソトヒラ、ランプ、リブ以外気になる部位がありましたらお尋ねください。
さて、飲食店の方々から毎日お電話をいただきますが、価格を教えてほしいという問合わせが多いですね。ひねくれた私はもちろんお答えいたしません。例えばヒレ肉の場合だと、8500円~18000円ぐらいですかね、なんて幅を持たせた返答をさせていただきます。
いま価格を見直していていろんなところから見積りとってます。・・・なんて失礼な方もいたりします。まぁ、いろんな電話がありますが私のスタンスは紹介や電話での印象がかなり良くない限りは北海道でも沖縄でも一度滋賀まで来ていただかないと取引することはありません。取引が始まってから来ていただく場合もありますし私が伺うこともありますが、やはり商売と言うものは顔と顔を寄せ合ってこそだと思うのです。顔も知らない相手にどうやって心のこもった肉を売るのか・・・考えられません。
ということで明日は愛農ナチュラルポークも2頭入荷します。27日に新潟で肉Meetsやりますので豚肉消費の多い新潟のみなさんにも食べていただきます。お問い合わせの多いLボーンステーキも15日より再販いたします。
関連記事
-
-
去勢は吊るし30日で雌は40~50日がベストかな
クレメンティア田淵シェフによる桜の枝による燻製。こういうのをセンスと言うんでしょうね。肉は木
-
-
肉焼きの上達法はどれだけ場数を踏むかだと思うのです
写真は近江プレミアム牛ですが吊るしてちょうど30日目です。ウチヒラとシンタマはすでに10日目
-
-
フェスティヴァンin京都で近江プレミアム牛が食べられる
やっぱりというか、レベルが違う。国産飼料だけで育てた近江牛(近江プレミアム牛)ですが、それだ
-
-
生産者×肉屋×料理人
豚の頭を解体するLe14eの茂野シェフ。いやぁー驚きました。パリでの修行時代に6年だったか7
-
-
育てた人、屠畜してくれた人、精肉にした人、関わった人すべてが連携しているのです
facebookの画面をキャプチャしたものだが、生産者の木下さんとのやり取りがじつにおもしろ


















