便利な世の中ではあるが
公開日:
:
2013/01/09
雑記

牛のスネ肉、いわゆる「チマキ」といわれている部分で、通常はミンチに使われることが多い。
しかし、写真のように薄くスライスすれば、抜群のおいしさを発揮する焼肉として通な方に人気の部位なのだ。
さて、年末年始にご購入いただいたお客様から、お喜びの感想が続々と寄せられている。
ありがたいことだが、うれしい内容ばかりではない。
指定した日時に届かなかった。というお叱りもあり、これは例年のことではあるが、年末年始は、天候や道路事情によってはあり得ること。
しかし、少々の遅延ならまだしも、その日に着かなかった荷物もあり、お客様には大変ご迷惑をおかけしてしまった。
当店としては、宅配会社にお任せしている以上、任せた責任として、遅延であれ延着であれ、できうる限りの対応をさせていただくのだが、悲しいかなどうにもならないこともある。
特にナマモノは賞味期限があるので天候による遅れなども分からなくはないが、楽しみにしているお客様の気持ちを思うと、仕方がないとは言えない。時間通りに届かないという点については、これは宅配会社に改善の余地があると思うのだが。
到着時間を細かく設定できるのはありがたいが、年末年始は必ずといっていいほど毎年遅延があることを前提に考えれば、極端に言えば、午前と午後だけしか指定できないぐらいにしないとお客様に迷惑がかかるばかりだ。お客様のためを思っての時間設定が本末転倒になっている。
午後指定だと、では何時ごろに届けてくれるのか?
だいたいの時間が分からなければ出かけることもできない。
といった問題もでるとは思うのだが・・・
便利な世の中ではあるが、便利に慣れすぎて見えなくなっているものもたくさんあるのではないかと思う今日この頃である。
上記の文章を書いたあとに、「まさに」ということを体験してしまった。
正確には、現在体験中で荷物待ちしている状況なのだ。
昨日、「本人限定受取郵便物【特定事項伝達型】の到着のお知らせ」がポストに入っていた。
これがなかなかのやっかいもので、本人オンリーで会社への転送もダメということで、本日9時ジャストに郵便局に電話を入れ、午前中配達を希望した。
ただいま、11時30分につき、午前中の予定が大きく潰れてしまった。
商品の到着を待っているお客様の気持ちがよく分かる「まさに」であり、果たして12時までに来てくれるのだろうか。
関連記事
-
-
素材をいかにおいしくするかは技術と知識と感謝だと思うのです
熟成庫で60日を超えた経産牛のリブロースです。経産牛は骨が癒着していて関節に包丁が入りにくか
-
-
意外と忘れられるサーロインの筋は丁寧に取り除きましょう
現在販売中の木下牧場さんの近江牛A4サーロイン、けっこうサシが入っているのですが食感は意外と
-
-
牛肉の新しい価値を求めて
写真は京都ホテルオークラで開催された「信州プレミアム牛肉」発表会のメニューの1つ、「牛ロース
-
-
チャドルバギに見る世界の牛肉事情
2年ぶりのソウルは相変わらず、街も人も食も熱かった。 もちろん朝、昼、晩と、肉づくしは
-
-
モンティーユのような流通経路がわかりやすくて安心だ
ステーキといえばワインということで 当店では、セット商品としてタイユヴァンのワインのみ販売


















