農業高校の生徒たちが育てた豚肉は想像を遥かに超えたおいしさだった
公開日:
:
2012/10/31
雑記
ドライエージングビーフ(近江牛熟成肉)が売切れ中につき
問い合わせが殺到中だ。
殺到中といえば大袈裟かも知れないが、当店のような小さな店に1日10件程度の
問い合わせが毎日のように寄せられればこれはもうりっぱな殺到中なのだ。
通常の肉と違って、熟成肉は40日以上寝かせる期間が必要なので
どうしてもコンスタントに販売できない。
逆算してドライエージングすれば良いようなものだが
熟成に見合った肉がなければ今回のように販売できない期間がでてくるのだ。
お待たせしているが、近々での仕上がり予定は11月11日なので、
遅くても16日あたりから販売を再開できそうだ。
さて、写真の豚肉は今宵の私の晩飯になるのだが
以前にも紹介した某農業高校の生徒が育てたオーガニックポークだ。
来月から正式に販売を予定しているのだが、とにかくうまい。
お世辞でもなく、売りたいがための謳い文句でもなく
私がいままで食べてきた豚肉の中で一番うまいといっても決して言いすぎではない。
脂が甘くて肉質が嫌みのない自然な柔らかさなのだ。
トンカツやポークソテーなどは肉の繊維をカットするために
ジャガード(肉の繊維を切る簡易的な道具)などで筋切りするのが通常だ。
しかし、なんにも手を加えなくても柔らかくて旨味が凝縮されているのだ。
あぁ~、早く販売したい、早くお客さんの感想が聞きたい。
豚肉でこれほどわくわくするのは初めてかもしれない。
販売は、店舗のみでネットでは考えていない。
ただし、わくわく定期便には毎月なんらかの形で組み入れたいと思う。
会員さんはぜひ楽しみにしていただきたい。
ところで、先日、東京の新橋で豚レバーを生で提供している店を発見した。
その数日前に、朝のテレビでも豚の生食を特集していたのを見たところなので
ほんまにそんな店が存在するんやと驚いた。
テレビで見た時は、居酒屋だったと記憶しているのだが
レバーの他に、いかに新鮮なのかを証明するためにと舌(タン)先をまな板に打ちつけて
「ね、ピクピクしてるでしょう、これが新鮮な証拠なんだよ」とかなんとか言っていた。
おまえはアホか!と思わずテレビに突っ込んだが
食肉関係者にとって豚の生食など考えられないことだ。
例えば、冒頭の高校生が育てた豚なんてものすごく健全な育て方をしているのだが
それでも生で食べることはできない。
販売する側にも責任はあるが、卸業者はもっと知識を持って扱ってほしい。
何か事故が起これば、事故を起こした1軒の店だけで済まないのは歴然なのに。
ネット販売でも良く似たことはたくさんあるが、消費者の方々は
知識と常識のある店で健全な買い物をしてほしいと願うばかりだ。
関連記事
-
-
吊るし捌きと置き捌き
骨を抜く作業を「捌き」と言いますが、大きく分けると吊るしたまま捌く方法と、まな板上で捌く方法
-
-
あるシェフの言葉にシビレて眠れなかった。こういうシェフが指名してくれる肉を育てることが私の目標であり、やらなければいけないこと。その先にあるのは肉屋の社会的地位向上しかない。
あるシェフから送られてきた1枚の写真。僕も参加するはずだった食事会でしたが、翌日の朝が早いた
-
-
消費者起点の需要創造
毎日肉を食べてるんですか?... と驚かれることがよくあります。昨日も食べました(写真)精肉
-
-
柔らかいだけが高級な肉じゃないということ
いままでまったく興味がなかったホルスタインの肉ですが、骨付きLボーンでおいしくなるコツみたい
-
-
消費者の欲求は変化していくもの
愛農ナチュラルポークのイベントが3月4日(徳島)、3月20日(東京)開催されることになった。


















