*

ラフィナージュ×鎮守の森

ジビーフ「なおみ」2004年生まれの15歳。13産した経産牛ともなれば一般的には商品としての価値はない。しかもアンガス牛ともなればなおさらだ。個体は小さく脂は黄色い。

ラフィナージュ×鎮守の森

竹口さんが選ぶ日本酒にはジビーフが合うんじゃないかな(高良シェフ)、間違ってもサシの多いロースではない。もちろん竹口さんならロースでも合わせてくるだろうが、1+1=3にはならない気がする。僕は迷わず「なおみ」を選んだ。

この日のカウンターは気心知れた嫌なメンバーだった。嫌というのはキライという意味ではなく、いわば食の強者たち。しかもビーフの酸いも甘いも知っているという面々。

いやぁー難しい、難しい、始まる前に高良シェフが連発した。しかし、なんとも楽しそうな顔をしている。こういうときの高良シェフの料理はいつも驚かされる。

「なおみ」のヒレは思いのほか小さかった。試食すらできないほど小さかったので端っこを味見した程度だという。「なおみ」の肉は先日の肉塾北海道ツアーで、シンタマを熟成させたものを奈緒子さんちで食べた。なので脳はそのときのイメージのままだ。

さて、、

「なおみ」のヒレは僕の想像を超えていた。部位を言わなければヒレだと当てる人はいないだろう。僕も間違うかも知れない。味わったことのない食感に驚いた。個体のポテンシャルを引き出すとか、そんなレベルの話じゃない。いままで食べたジビーフのなかで間違いなく、、いや、今回も高良シェフに欺かれた。

そして竹口さんが合わせた酒は、「なおみ」と同じ生まれ年の龍勢だった。

もし、牛肉が苦手とか、食べれないのを年齢のせいにしている人がいるなら、ラフィナージュでジビーフを食べてほしい。

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

I・K・U青山でスペシャルな肉とワイン会

グランピングが静かなブームのようですが、そもそもグランピングとはなんぞやですが、グラマラス(glam

記事を読む

㐂邑さんがお鮨を握って高橋シェフが肉を焼いて58歳が涙したすばらしいバースデーでした

数日前のことです。駒沢のイルジョットで友人を騙そうということで・・・。 3ヶ月前に友人知人

記事を読む

うを徳×サカエヤ×ワイナリー和泉屋コラボ会

明治の日本を代表する文豪、泉鏡花の『婦系図』のモデルとなった神楽坂の老舗「うを徳」。『婦系図』の中に

記事を読む

JA十勝清水のチャレンジスピリッツ、十勝若牛

JA十勝清水が手がける「十勝若牛」をなんとかおいしくしたい。JA十勝清水のチャレンジスピリッ

記事を読む

ジビーフ「ヤナセ君」間もなく入荷

11月6日に出荷したジビーフ「ヤナセ君」ですが、地元の問屋さんでしばらく吊るしてもら

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年12月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031