スマートな消費者
公開日:
:
2019/07/31
メディア
精肉店としてのプライド、経営者としての考え方、僕が構想するカテゴリー。僕の仕事は感覚がほとんどなので、研究者のような難しい言葉で説明できません。中途半端な知識をひけらかすほどカッコ悪いことはないので、しったかぶりせずに、目の前に肉があれば技術で圧倒すればいいと思っていました。しかし、最近、裏付けも時と場合によっては必要かなと感じています。
東海大学、岡本教授の講義はまさしく、僕の仕事や考え方を丁寧に分かりやすく解説してくれました。人の話でこれほど腹にすーっと落ちていったのは初めてです。
目を閉じるとうちのお客さんの顔が浮かびます。僕が手当てした肉を好んでくれているみなさんは、間違いなくスマートな消費者であり、伝道者だと思います。お腹を満たすだけの食事ではなく、僕の肉を通してほんの少しだけ、その先を考えていただければ嬉しいです。特に昭和世代のこれからは食がますます大事になってきます。
関連記事
-
7月27日発売、ただいま予約受付中
流通がなければ作るしかない。しかし、この業界は新しいものは受け入れたくない体質が根強く受け継がれ
-
LEON 11月号は「オヤジのときめきダイニング」がおもしろい
オシャレおやじの必読書「LEON」はグルメおやじの必読書でもある。 17周年記念号は牛肉、
-
都心の若者と農業生産者をつなぐ「こだわりの食材バル」
昨年開催されたイベントですが、都心の若者と農業生産者をつなぐ「こだわりの食材バル」が有楽町と
-
国産飼料100%で育てた近江牛が注目されている
7月19日に開催された国産飼料100%で育てた近江牛(りんか号)のイベント 「吟撰但馬系プ