*

MESEBABARDOR with SAKAEYA

公開日: : 2019/04/16 イベント

僕が扱う肉が特別だとは思っていません。みなさんがどこかで食べている肉とそれほど変わらないです。ただ圧倒的に違うのは僕が他の誰とも違うプレイヤーだということです。最近は肉に詳しい方も増えてきました。僕もびっくりするぐらいの博識な方もいます。業界全体として見れば、とてもいいことだと思います。しかし、この方々はプレイヤーではありません。この差は大きいです。テレビゲームで勝てても実際にグラウンドでボールは蹴れない。だから語りに味がない。

過去、食事会でたまたま横に座った人が肉の知識をひけらかす場面に何度か出くわした。これほどウザいことはない。グラウンドでボール蹴ってないやつが吠えるなと言いたい。言いますけど。

dancyuに「どんな肉も旨くする」云々と紹介されましたが大袈裟でもなんでもない。僕の技術なんてしれてるし、技術だけとれば僕よりすばらしい職人はたくさんいる。知識も同じく。経験も同じく。センスはまあまあいいところ行ってると思うけど、みんなやらない。お金にならないことはやりたがらない。それだけのこと。

肉をきっちり仕上げるには、設備投資しないといけないし場所も必要だ。中途半端な知識と設備でナンチャッテ熟成をそれらしくやってしまうと取り返しのつかないことになる可能性だってある。店の前にショーケース置いて真空パックの肉飾って熟成中って、、なに考えてるんでしょうね。

他のだれとも違うオリジナルやらなきゃだめですよ。仕事もプライベートもぐちゃぐちゃのおもちゃ箱みたいなのが楽しい。

MESEBABARDOR with SAKAEYA

「誰の真似でもない、今までの経験とその土地からしか生まれない、一夜限りのレストラン」

大人たちが心で泣いた一枚。

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

FESTIVIN京都で肉を焼きポテトを揚げ、すさまじい3時間だった

自然派ワインを日本に根付かせたパイオニアでもある祥瑞の勝山さんが「おいしいワインを楽しむ機会

記事を読む

9月13日は短角牛「草太郎」を食す会、ドライエージングで仕上げます

短角牛「草太郎」の写真はやまけんさんのブログから拝借した(→クリック) 食ジャーナリストの

記事を読む

世界の豚肉を食べ尽くす

私は幼いころから牛肉で育ったので、豚肉や鶏肉を自分の意志で口にしたのは30歳を超えてからなの

記事を読む

絶品!もつ鍋塩スープで作る牛すじ肉のオルツォ

南草津のイタリアン、サルティンボッカの木村シェフが実店舗に仕入れにこられる度に オリジナルスープ(

記事を読む

8月5日、カサブランカシルクにて出版記念パーティー開催

いつか本を出すことがあっても、ぜったいやりたくなかったのが出版記念パーティー。でも、出してみ

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年11月
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30