*

熟成は独自性の行き着いた先であり、正解も不正解もなくおいしさの追求だと思います

公開日: : 2017/11/09 熟成肉

どういう状態かと言うと、リブロースを吊るしています。熟成庫に入れて5日目ですが、写真のように水滴がゆっくりと滴り落ちます。じっくりとじっくりと待ち続けます。赤い涙がでなくなるまで。

ひと言で熟成といってもそれは多岐に渡ります。熟成肉に取り組んでいる方は、私が知っているだけでも数名いらっしゃいますが、正解も不正解もなく、それこそ独自性の行き着いた先だと思うのです。私だって誰かに教えてもらったわけではないし、今やっている方法が正しいか正しくないか、そんなことはどうでもいいのです。肝心なのはおいしくなってくれるかどうかなのです。だから近江牛の場合は経産牛以外はドライエイジングではなく吊るして熟成させます。ただし、部位によってはフレッシュな状態で早めに使うもの、真空パックをかけるものなど、このあたりの判断を見誤ると酸化が進み腐敗につながります。

さて、今日は近江牛の内臓やらブラウンスイス牛(岡山・吉田牧場)の内臓やら、一気に入荷がああったので大忙しでした。ブラウンスイス牛の入荷はこれで今年最後となりますので、近江牛.comサイトで販売を予定しています。

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

国産熟成肉(モモ肉)のおいしい食べ方

国産熟成肉(モモ肉)のステーキという商品があり、かなりコアなお客様がついていたり、赤身フリー

記事を読む

鹿児島県産黒毛和種の経産牛ドライエージングビーフ(熟成肉)本日より販売開始

現在販売中の熟成肉だが、格付けでいうとA3クラスのものをドライエージングしている。 本

記事を読む

20日熟成のLボーンステーキ

US産のTボーンはいろんな店で見かけるのですが、国産牛でできないかと以前より問い合わせをいた

記事を読む

国産牛熟成肉モモステーキ 販売開始早々に完売しました!

  当店の販売方法(売り方)は、メルマガでのご案内やクチコミによるところがほ

記事を読む

赤身肉をよりおいしく、技術と知識とガストロノミー

  明日からの年末年始の出荷ラッシュを迎えて、40日のドライエージングを経た

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2025年12月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031