フランス・ジャポン・エコー誌の取材はまさかの通訳なしだった
公開日:
:
2015/02/20
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フランス・ジャポン・エコー(France Japon Éco)の編集長、レジス・アルノーさんが私とイブマリの出会いが非常におもしろくて、これは絶対後世に残すべきだということで東京まで出かけてきました。
イブマリとはお互いの言葉は理解できませんが、食肉加工業を向上させ、高い品質を尊ぶ文化やその実践を推し進めて行く意思があることを確認しています。簡単に言えば目指すところが良く似ていて意気投合したということです。
私たちがいままでやってきたこと、これからやろうとしていることは、生産者とレストラン経営者やシェフが一緒の輪の中で知識や技術を身につける仕組み作りです。そのあたりのことを取材でお話しさせていただいたのですが、てっきり通訳がいるものだと思っていたから大変でした。どのような記事になるのかドキドキものです。
東京から帰ってすぐに福岡とかなりハードな1週間でした。明後日からふたたび東京、いったん滋賀に帰ってまた東京と通勤している気分です。さて、福岡は小倉のル・ルビーさんへ伺ったのですが、清末シェフの肉焼きが進化していて驚きました。経産牛を40日程度熟成させたモモ肉を使っていただいているのですが、炭をうまく使いこなした抜群の火入れについつい食べ過ぎました。ワインはヴァンナチュール中心ですがお肉との相性もバッチリです。
じつは今回の訪問目的は愛農ナチュラルポークがいったいどのように料理され提供されているのかを見る(食べる)ためでした。ル・ルビーさんは20席(くらいだったかな)の小さな店です。それが愛農ナチュラルポーク半頭使ってくださってるのですからすごく気になります。
半頭の使いこなしは「素材を余すところなく使うこと」だと思います。これは牛でも同じで1頭および半頭仕入れはロスを作りやすいためほとんどのシェフは部分買いをします。どちらがいいとかではないのですが、半頭買いはダイナミックというかロマンを感じます。
さて、料理の方はパテやソーセージなど部位ごとの特性を活かしたものばかり。ほんとうにおいしかったです。小倉に行かれることがありましたらぜひお立ち寄りください。
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