おにくや食堂Suehiro
公開日:
:
2012/04/10
グルメ
県内には近江牛を扱う店がたくさんあるのだが、
同様に様々な団体があり、加盟店は会合などで横の繋がりもあるようだ。
しかし、私はどこにも所属していないので同業者との繋がりがほとんどない。
唯一、食肉組合には加盟しているのだが会合にもあまり参加していないし・・・。
理由はいろいろあるのだが、強いて言うなら共感できるところが少ない、
というところだろうか。
BBCびわ湖放送で「勇さんのびわ湖カンパニー」という番組がある。
毎週金曜日の深夜0時20分からの放送だが、これがけっこう高視聴率で人気番組なのだ。
ケーブルテレビj:comでは、土曜日の20時から関西一円で見ることができる。
その番組内で、第2金曜日の「Mooーっと近江牛」というコーナーを
2年間担当させてもらっている。
4月に番組改編があり、今回から県内の近江牛料理店をレポートして、
近江牛に賭ける想いを語ってもらう企画がスタートした。
お店選びは私が独断で行うわけだが、どうせなら私の想いや考え方に“共感”してもらえる
熱い方をインタビューしたい、そして応援したいということで、第1回目は長浜のおにくや食堂
スエヒロの野村さんにご登場いただいた。
事前に、自慢の一品をお伺いしたところ、近江牛ハンバーグをぜひということで
当日は、ハンバーグを用意してもらうことにした。
作り手は、奥さんの弥生さんで近江牛80%につなぎとして豚肉を20%使っているとのこと。
けっこうなボリュームで180gぐらいはあるだろうか。
牛肉の使用部位はすね肉に厳選しているらしく、そのあたりも研究を重ねた結果なのだろう。
まずは、そのままいただいたのだが、肉の味がしっかりついていて
テレビだということを忘れて、ついつい完食してしまいそうな勢いだった。
ところで、「スエヒロ」は創業約80年の老舗精肉店だが、
近江牛=美味しいということではなく、スエヒロで食べていただく近江牛だからこそおいしい
そう言ってもらえるようなお店を目指しているとおっしゃっていました。
その先には、「おいしい食卓」があり、スターバックスの理念でもある
サードプレイス (家庭と職場の間にある第3のくつろぎの場)にも通ずるものがある。
いまや長浜といえば、観光地としてたくさんの人で賑わっているのだが
ぜひ、お近くまで来られた際には、ステーキ感覚で食べられる「おにくや食堂 Suehiro」の
ハンバーグ、お試しください。
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