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ブランドとブランドネーム~共感企業~

公開日: : 2012/12/01

ブログ移行中につき更新を控えていたのだが、というのも書けば書くほど記事の移行が手間なのだ。
まぁ、そんな理由で書かないのもどうかと考えを改めまして2日間の帯広ツアーで感じたことを少しづつ
書いてみたいと思います。

震災以降、「共感」という言葉をやたら耳にするようになった。
欲を刺激してモノを買う時代から取り組みなどに「共感」して消費が動く時代になった。
いや、なりつつあるのかぁ、というのが本当のところだろう。

しかし現実には不景気も影響して安価なモノに目がいってしまうのが一般的のように思う。

別にそれが善でも悪でもなく、いくら志があってもお財布の中身と相談しなければいけない
それが生活者であって私もできれば高いより安いほうが良い。

さて、帯広でオークリーフ牧場の柏葉社長とお会いする機会をいただいた。
セッティングしていただいた北村貴さんには感謝感謝でお返しするものがなにもないのが心苦しい。

オークリーフ牧場は4000頭の牛を10人で飼育していてそのスケールのデカさにまず驚いた。
地域内循環の畜産を行い、動物にやさしい環境を作り、エコフィードで環境負担を低減し
やわらかな空気が流れる澄んだ牧場だった。

北海道という土地柄なのかもしれないが、のんびりとした空気が漂う中、
柏葉社長の大らかさから醸し出す素敵なオーラが今回訪問した私たちを魅了した。

近江牛の生産農家で平均200頭ということを考えると、4000頭は個人ではなく1つの企業だ。
私がいままで出会ってきた4000頭規模の畜産経営者は悪い顔をしている人が多かったせいもあり
柏葉社長のやさしさがにじみ出た顔にはある意味衝撃だった。

そんな柏葉社長が手塩にかけて育てた牛たち(F1)は「未来めむろ牛」として出荷されていく。

サシを追い求めず、健康を追い求めるためにエサにこだわるあたりは、スケールは違えど
私たちの取り組みと同じであり「共感」できる部分が多くあった。

さて、今回の帯広行の目的はJOYWOWの阪本啓一氏の呼び掛けによるものでちゃっかり便乗したと
いうわけだ。

オークリーフ牧場を後にして、セミナー会場へ向かう車中で1冊の本が頭に浮かんだ。
阪本氏の著書で「共感企業」というタイトルの白っぽい表紙の本だ。
実は会社の本棚に飾っているだけで読んでいない。
読むタイミングを失った1冊である(阪本さんごめん)

翌日、雪が舞う帯広を後にして無事遅れながらも飛び立ったJAL
どうにも「共感企業」が気になったので家には帰らず会社へ本を取りに直行した。

「共感企業」

共感企業とはなにか、ではじまるプロローグ

私の頭脳がどんくさいのか阪本さんが先走りしすぎているのかこの本はズシンと響く。
いまこそこの1冊を読むべきとだいう内容が詰め込まれているではないか。
一応断っておくが、私はなにも阪本さんをヨイショするつもりも本のPRを頼まれたわけでもない。

11月14日に京都で農研機構の近畿地域マッチングフォーラムと日本産肉研究会の第10回学術集会が
開催されたのだが講演終わりに聴講者の方からこんなことを言われた。

事前に配布された資料に講演者の紹介があって、サカエヤさんのロゴマークを見て
あ、私が以前にお肉を購入した店だというのを思い出した。

つまり、店名は忘れていたがロゴマークを覚えていたので(この場合はなんとなくだろうが)
私と繋がったというわけだ。

この方が購入されたのは「熟成肉」ということだったので、恐らくキーワード検索で当店にたどり着いたのだと推測できる。

「共感企業」では、「ブランドは売るのではなく選ばれる」と書かれている。
ブランドとブランドネームは違うということもなるほどとヒントになった。

例えばこういうことだ。
近江牛.comはブランドネームで「近江牛熟成肉を販売する日本唯一のネットショップ」が
ブランドということになる。

そういった2つの視点で街中を探索し、テレビCMをみるとおもしろいことに気付く。

検索商材の知人たちはパンダだのタヌキ(笑)だので右往左往しているが
検索の時代だからこそブランドが重要であり、そして1人の顧客の後ろには未来の顧客が控えているという
ことがものすごく理解できる。

もちろん、ロゴマークも企業の旗として大切な役割を担っている。

阪本啓一氏の書下ろし『「たった1人」を確実に振り向かせると100万人に届く』は
私もすでに読んではいるが、いま読めばより深く違う視点で理解できそうな気がする。

なにわともあれ気づきの多い実りある帯広2日間だった。

ご縁のあったみなさま、ありがとうございました!

 

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