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TOPサカエヤのこだわり > サカエヤの近江牛とは > サカエヤの近江牛

サカエヤの近江牛

信頼される肉屋をめざして

生産者

サカエヤは信頼される肉屋を目指して、流通経路を明確にし、私たちが「おいしい」と感じた商品だけを自信と責任をもって販売いたします。

当店では契約牧場からの直接仕入れと、滋賀県食肉市場で開催されるセリでの購入により、高品質な近江牛を仕入れることに成功しております。ブランド和牛に見られる高価格での販売でもなく、反対に過剰な割引やセールを常時行うこともしておりません。常に安心してお召し上がりいただける近江牛を安定してお届けするために、適正価格での販売をこころがけております。

また、美味しさだけでなく、どんな生産者がどのように育てたのか、生産者の人柄までもお伝えできる、安心・安全な近江牛をお届けする努力をしております。

あるとき、ふと思いました。
同じ近江牛でも生産者によってなぜこんなにも味が違うのか?
いったいどのような環境で、どのような飼料を食べさせているのか?
よく考えてみれば、生産者の名前は聞いたことあるが顔を知らない。

顔も知らない生産者が育てた牛肉を、自信を持って販売できるはずがありません。
近江牛の証明書や検査書のコピーを商品に付けただけで、「当店の商品は安全です」とアピールするのはなんか変だと思いますし、 「A5だからおいしい」とか、「雌牛だからおいしい」とか根拠のない理由で過大広告をうって販売することにも疑問を感じます。

当店ではスタッフをはじめ取引先様も牧場へ出向いて、作業をお手伝いしたり、生産者と交流を繰り返し、飼料や育て方などをきちんと把握したうえで、お客様に「おいしい食卓」をご提案させていただいております。

 

近江牛の流通経路 〜「生産者直結」による透明な流通経路による安全と安心〜

サカエヤの流通

当店では、志の高い生産者を応援し、適正価格の取引を行っています。
牛を育てる現場は、まさに命のやりとりであり、生産者の苦労は計り知れないものがあります。
一生懸命に育てた牛が、少しでも高く売れることで、生活が安定し、飼育への意欲にもつながります。
「とにかく安く」と生産者に課すのではなく、手間をかけたものはそれに見合った価格で取引して、正当な評価を受けた生産者は、さらにすばらしい牛を育てる。そんな理想的な関係を構築し、よりよい商品をみなさまにお届けできることが願いであり、目指すところでもあります。

 

■市場を介さない“生産者直結型”の新しい流通システム

BSEにはじまり、口蹄疫、東日本大震災による放射性セシウムの問題など、畜産業界は多くの問題を抱えています。さらに、飼料や素牛の高騰なども含めると未来より明日の生活にも支障を来たす出来事ばかりです。サカエヤでは、畜産業界全体を見据えた活性化を目指し、これまでの不透明な流通システムではなく、独自のまったく新しい生産者と直結した取り組みにより、流通の一本化に成功しています。それにより、高品質で低価格の近江牛を消費者のみなさまに提供できる仕組みを構築しています。

 

■中間流通の省略により、高品質な近江牛を低価格で

サカエヤでは、契約牧場からの直接仕入れと、滋賀県食肉市場で開催されるセリでの購買により、高品質な近江牛を安く仕入れることに成功しています。
それにより、ブランド和牛に見られる高価格での販売ではなく、手の届く価格での販売を実現しています。おいしさだけではなく、どこのだれが育てたのか、さらに牧場の様子や生産者の人柄までもお伝えできる安全・安心への取り組みにより、近江牛の消費拡大、フードマイレージにも貢献しています。

 

■生産者との交流による相乗効果

生産者

生産者と販売者(精肉店や飲食店など)は、じつは直接会ったことがない場合がほとんどなのです。そこには複雑な流通経路が絡んでくるのですが、生産者は農協(現在は全農)に牛を出荷すればお役ごめん、あとはすべて農協がやってくれます。つまり生産者の仕事は、牛を育てて出荷するだけなのです。そこからは農協や問屋が価格を決めて精肉店などへ販売します。一番驚くべきところは、生産者は自分が丹精込めて育てた牛がいったいどこで販売されているのかを知らないケースがほとんどなのです。

サカエヤでは、2001年に起こったBSE問題をきっかけに生産者と交流を深めるようになりました。精肉のことは知っていても生きた牛のことはまったく知らない、それではお客様に納得できる商品説明ができないのではないか。そんなこともあり、プロ意識を高める意味でその頃から現在に至るまで定期的な牧場研修を行っています。日々のやりとりは365日かかしたことがありません。その結果、店舗スタッフは知識はもちろんのこと、商品を大切に扱うようになり、生産者はお客様からのメッセージからニーズを知り、双方の意識もかなり変化してきました。

 

 

■従業員満足度・生産者満足度・お客様満足度

サカエヤでは、「自分たちがお金を出してでも買いたいと思う商品だけを販売しよう。」が基本となっています。そのためには、流通経路が明確でなければいけません。問屋を介さない生産者直結の仕組みと、サカエヤの従業員が生産者と一緒になって汗を流すことで、自信と責任を持って自分たちが認めた近江牛をお客様におすすめできるのです。

サカエヤでは、生産者から安く買うのではなく「適正価格」での取引を行っています。そうすることで、生産者の生活は安定し、良い牛を育てる源となり意欲向上へ繋がるのです。

サカエヤと生産者の取り組みは、自然に配慮した「環境保全型畜産」として、フード・アクション・ニッポンアワードで優秀賞を受賞しました。これは牛にも人にも環境にもやさしい取り組みであり、今のグローバル社会にも当てはまる「もったいない」と同じです。「味」「価格」「取り組み」の三方に共感したいただければ幸いです。

「環境との共生」で農水省フード・アクション・ニッポンアワード優秀賞を受賞

牛

自給飼料による健全な家畜生産をテーマに、当店が応援している生産者のみなさんは、平成14年に近江牛粗飼料生産組合を設立しました。

はじまりは、産まれたときから出荷までをすべて自家産の飼料で近江牛を作りたいという願いからです。
メリットは、自家産の稲わらで給餌することによって、仕入れが発生しないだけではなく、すべてが把握できるということです。
牧場にとって大きな問題は、糞尿です。牛が増えればもちろん糞も増えます。

 

取組の1つとして、糞を田んぼに還元し、田んぼで飼料を作り、実った牧草を牛が食べるという資源の循環が行われています。 このような取り組みにより、産まれてくる子牛はコスト低減することができ、安定生産にも繋がっております。また滋賀県のブランド米、「近江米」も牛糞の利用により化学肥料の低減に役立っております。

飼育に必要なワラ、牧草など、すべてが自家産で目の行き届く管理体制となっております。 このような地域の特徴を活かした地域産の飼料による飼育法こそ、自然との共存であり、環境保全型肉牛生産への取り組みなのです。

これらの取り組みは、農水省のフード・アクション・ニッポンアワードにおいて多大なる評価を受け、優秀賞を受賞させていただきました。

「近江牛のサカエヤ」ではなく、目指すのは「サカエヤの近江牛」

生産者

牛は血統や飼料、環境、水、生産者の技術や人柄などによって仕上がりが異なります。 牛が持つ能力を最大限に引き上げることが生産者の努力であり技術です。

近江牛といえども、すべておいしいかと言えば決してそうではありません。血統がよくても残念な結果になる牛もたくさんありますし、もちろんその逆もあります。 出荷のタイミングを少し間違っただけでも求めている味とかけ離れることもあるのですから、仕入れ時に味を見極めるのは大変難しい事です。

そのため、当店では生産者を限定して味の均一化を図っています。 日々の情報交換から飼料の選定、お客様からいただいた声をフィードバックして、問題が起これば立ち止まり、常に考え、おいしさの追求に取り組んでいます。

近江牛だからおいしいのではなく、「サカエヤが選んだ近江牛だからおいしい」と言っていただけることが私たちの願いであり、目指すところです。