目利きは肉そのものよりも生産者の人柄優先
公開日:
:
2016/03/23
近江牛, 牧場・生産者, ジビーフ(完全放牧野生牛)
ブラインドで味覚テストでもすれば、マグロと間違うんじゃないかと思うぐらい滑らかな赤身肉です。焼き上げた肉の芯の部分だけを取り出せば、高知で食べたカツオのタタキに似ています。てことは、やっぱり魚か(笑)
ジビーフのウチヒラとサーロインを食べ比べましたが、個人的にはサーロインが好きかな。もちろんウチヒラもおいしいのですが、食べ比べると僅差ですが好みが分かれますね。
さて、消費者が牛肉を選ぶとき、価格や銘柄、店頭であれば肉色や店員のオススメも選ぶ理由になるか知れません。
先月、ある雑誌の取材を受けまして、そのときの原稿が出来上がってきたのですが、さすがにプロですね。インタビュー形式だったのですが、メモしていたとはいえ上手くまとめてくれていました。
インタビューのなかで、「新保さんが肉を目利きする決めて、ポイントを教えてください」という質問をされたのですが、私の場合は、肉そのものというより人ですね。
人を目利きすると言うとそれこそ人聞きが悪いのですが、基本的には牛を育てている人を重要視しています。生産者を見て、肉を見るという感じです。生産者の人柄、考え方、牧場の環境も含めて購入時の要素としています。
つまりは、人ありきですね。近江牛もそうですし、ジビーフもそうですね。まぁ、ジビーフに限っては世界でたった一軒の生産者ですから、比較対照がない分、人間性で選ぶしかないのですが(笑)
関連記事
-
2011年10月18日のつぶやき
omigyucom / 近江牛.com|新保 吉伸2011年10月17日のつぶやき | http:/
-
近江プレミアム牛、ますますおいしく、そして際立ってきました
月1頭出荷の近江プレミアム牛ですが、飼料の高騰などの煽りを受けて来月より仕入れ価格がぐーんと
-
愛と胃袋、鈴木シェフが産地で感じたこと
9月18日(水)、19日(木)に三軒茶屋のフレンチレストラン「愛と胃袋」で開催される【新保吉
-
岡山・吉田牧場のブラウンスイスの経産牛(一産)と未経産牛計2頭入荷します
(撮影:吉田全作さん) 岡山県中央の吉備高原で放牧酪農とチーズづくりを行う吉田全作さん
-
ブームに左右されない息の長い商品
食べるラー油の次は塩麹が流行っているが ブームの陰には必ず火付け役がいる。 私も肉に