生産者は自分が育てたものを食べない
公開日:
:
2014/04/11
イベント
(写真は、6月11日開催の肉Meets in 大分で料理を担当してくれるTacca/タッカの吉川シェフ)
こういった小さな店のオーナーシェフって休憩時間に仕入れに行ったり、休日は産地に出向いて食材と向き合ったり、とにかく365日24時間料理のことで頭がいっぱいな感じなのです。私が知ってる料理人だけなのかも知れませんが、いや、そんなことはないと思います。
さまざまなレストトランで食事をいただき、お話しを伺うと、現場はけっこう泥臭かったりするんです。万年人材不足でバイトのやりくりに追われ、それでもお客さんのためにおいしい料理を作り、しかも、食材に惚れ込みすぎてまったく儲からない。
自分が産地で見つけてきた食材だから愛してやまないわけですよ。お客さんがおいしいって喜んでくれればなによりうれしいのです。それが料理人だと思うのです。
だから、こういった料理人が作る料理はほんとうにおいしい。ちゃんと目利きする眼も持っているし舌もある。
特に牛肉の場合は、生産者は自分で育てた牛肉を食べていない人が多いですからね。ある肉牛生産者なんて牛肉は高いから家ではもっぱら豚肉か鶏肉です。と真顔で言うんですから終わってますよ。
だから、牛肉も魚も野菜も果物もしっかりと目利きできる人から買うことが私は正しい買い物だと思うのです。と、まぁ、あくまでも私個人的な意見ですけどね。
イベント情報はこちらをご覧ください(→)
関連記事
-
2015年最後の肉Meetsはイルジョット高橋シェフとクレメンティア田淵シェフのイタリアンコラボ
ジビーフのLボーンは凄まじくおいしかったのでした。高橋シェフの火入れは炭と網の距離が近い独自
-
すばらしき志しの仲間が集うフードソムリエ新年会
先週はフードソムリエさん(運営:グロッシー)の新年会に参加させていただきました。新年会といえば飲んで
-
愛農ナチュラルポーク半頭食べ尽くす会 in 膳處漢(ぜぜかん)ぽっちり
昨年開催した獅子金(際コーポレーション)での肉Meetsがあまりにも好評で、参加していただいた方々か
-
DUMASの肉会はすばらしかった!そして、ジビーフと愛農ナチュラルポークの入荷情報
愛農ナチュラルポークのウデ肉を使ったパテ・ド・カンパーニュ 中之島ダイビルのDUMAS
-
肉Meets in 山下ワイン食堂は前菜から度肝を抜かれた
1社の食品偽装が明るみになると次から次へと各社の偽装が露呈するという雪だるま式は10年前から変わらな