*

日本と韓国のカルビ事情

公開日: : 2013/01/23 未分類

IMG_3204

プルコギとともに韓国の代表的な肉料理といえばカルビ。
しかも、レパートリーが豊富で、日本のように焼肉のカルビだけではなく、ヤンニョムカルビや塩だけで味付けした生(セン)カルビ、肉を細かく叩いて焼くトクカルビなどがある。

写真は、骨付きの牛バラを甘辛いたれで蒸し煮にしたカルビチムだが、私はこれが大好きで韓国へ行くと必ず食べる。いつも同じ店に行くのだがいまだに店の名前を知らない。

骨から外した肉を食べ、残ったスープは調理場でごはんを入れて煮込んでくれる。
これがまた絶品の旨さなのだ。

IMG_3226

IMG_3231

IMG_3261

ところで、和牛一頭仕入れで、一番困るのがカルビがたくさんとれないことだ。
焼肉店では、ロースよりカルビの人気が高いため、品切れになるとクレームになりかねない。

焼肉屋なのにカルビが品切れてどういうことや!みたいな感じで・・・。

そのあたりをどのようにして回していくかが、一頭仕入れのむつかしいところではあるが、モモでもサシが入りやすいシンタマのヒウチやイチボなどをカルビとして販売している店もある。
あまり関心しないが、サシ=カルビで消費者も納得してしまっている感じもしないではない。

肉屋の感覚でカルビといえば、サンカクバラ、ナカバラ、ソトバラのサシの多い部分になるのだが、ブリスケも赤身カルビとして需要がある。

ともあれ、私の周りではサシのある肉より赤身が好みという声が年々多くなっているのは確かであり、焼肉の世界でも新しい価値観が生まれつつあるように感じる。

韓国のように、日本でも多種多様のカルビ料理が楽しめればうれしいのだが。

 

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

肉を食す会の日程が決まりました

今朝の記事でお伝えしました、サルティンボッカでのイベントですが、 早速日程が決まりました。

記事を読む

2020年ありがとうございました

本日をもって2020年の仕事納めとさせていただきます。 大変な一年でしたが悪いことばかりで

記事を読む

ジビーフと愛農ポークでしゃぶしゃぶ会

ジビーフ『なおみ/191ヶ月齢/100日熟成』の大腿骨焼きからはじまり、『ひとみ/29ヶ月

記事を読む

牛肉のプロを養成するミートカレッジ「ギューテロワール」が間もなく完成します

きたやま南山さんの地下(100坪)に牛肉のプロを育てる研修施設がいよいよ完成します。詳しくは

記事を読む

ジビーフ舞ちゃん親子で出荷

先日、ジビーフのお母さん牛『舞ちゃん』が屠畜され、さきほど内臓が入荷してきました。さっそくミ

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2024年4月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930