*

ジビーフがJAS有機畜産認定となりました

公開日: : 2017/12/29 ジビーフ(完全放牧野生牛)

ジビーフがJAS有機畜産認定されました。もともとはいろんな方から推薦を受けてのことだったのですが、申請に際して駒谷牧場の西川奈緒子さんも僕も積極的ではなかったのです。1ヵ月に1頭しか出荷されないジビーフですし、卸先も限られたところだけだし、あまり意味を持たないと思っていました。それでも推薦してくれる方もいることだし、認証されても邪魔になるもんでもないし、まぁ、いいんじゃないみたいな感じだったのです。

今年に入ってから「放牧」いう言葉が一人歩きしているかのように、いろんなところで見かけるようになりました。熟成肉と同じで言ったもん勝ちみたいなところがあり、いまさらですが、私たちにとってJAS有機畜産認定は区別と理解であり、ジビーフってなに?… という問いに対しての応答の明確さだと思っています。

国内で肉牛として認証されているのは、ジビーフで三例目となりますが、食用として出荷できる牛は大学の研究農場と駒谷牧場のジビーフだけとなります。正直申しましてJAS有機畜産に認定されたからといって何かが変わるわけでもなく、私たちは黙々と目の前の肉をいかにしておいしくできるのか、どうすればお客様にご満足いただけるのか、それだけで精一杯なのです。

ただ、いままでもこれからもジビーフを応援してくださる方々が全国にいらっしゃいますので、その方々の期待に背くようなことだけはしたくないし、誇りに思ってもらえるようなジビーフでありたいと思っています。

ジビーフは数年前まで世の中に出せるような牛肉ではありませんでした。ましてや近江の地でサカエヤが販売することになるとは思っても見ないことでした。一人の女性の夢と希望とそこに集う共感者たちが繋いでいった時代を逆行するような牛肉、それがジビーフであり、牛が本来の形を取り戻すべき姿なのかもしれません。

記事が気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

明日23日AM9:30~テレビ朝日「食彩の王国」

残念ながら関西は放送されないようです。北海道も・・・だそうです。 関東のみなさま、テレ

記事を読む

ジビーフ コーンビーフ販売開始しました

ジビーフのお問い合わせをたくさんいただきますが、いかんせん頭数が少なくご要望にお応えすること

記事を読む

ジビーフやブラウンスイス牛は小さなコミニュティのなかで生れたのです

発売中の料理王国に4頁に渡って掲載していただいてます。そのなかで、吉田牧場さんのブラウンスイ

記事を読む

ジビーフと愛農ナチュラルポークで作ったフリウリの郷土料理が抜群においしかった

この日は特別にイタリア北東部のフリウリで働いていた頃の料理を再現してくれた。カウンターだけの店内には

記事を読む

ジビーフ「コージー」入荷もあいかわらずの肉質に一安心。いや、いつもよりおいしいかも。

今月もなんとか一頭の出荷がありました。9月7日にと畜した「コージー」くん。見た感じは大きく見

記事を読む

和牛・牛肉通販 近江牛.com

https://www.omi-gyu.com
仕事の奥深さ

本日から11月、しかし一年あっという間でなんか怖いですね。同級生ですで

所作

写真は、昨夜、BRUSTAで食べた近江牛ウチヒラ。西山さんはワ

今月のジビーフも2頭入荷しています

↑ はるか 今月も2頭のジビーフが入荷してきました。「はる

→もっと見る

  • 2024年3月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31